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満吉(まんきち)くんは、各時代で話題となった存在と、時空を超えて交流できるという特殊な能力を持つ猫。この愛くるしいキャラクターの生みの親、マルチクリエイターの江戸家猫ハッピーさんが、満吉くんを主人公にした漫画で心が和らぐ物語を紡ぎます。第3回は、「ウーパールーパー」編です。

【ウーパールーパーの巻】

※漫画は、画像ギャラリーでもご覧になれます

テレビCMで話題に 「アホロートル」の名称が一般的

テレビのCMは、昭和から現在にいたるまで、いろんな流行を生み出してきました。満吉くんの第1回で登場した「エリマキトカゲ」ブームもその一例です。今回テーマに取り上げた「ウーパールーパー」も、人気に火が付いたのは、CMからでした。

1985(昭和60)年、日清食品の大ヒットカップ焼きそば「U.F.O」のCMに、薄いピンク色のオタマジャクシのような生き物が登場し、お茶の間の話題となります。これが「ウーパールーパー」です。

「アホロートル」という名称が一般的で、カエルなどの仲間の両生類。「メキシコ南部の湖にすむメキシコサンショウウオが、水質により幼形成熟し、三対の外えらを消失しないまま繁殖したもの」(『デジタル大辞泉』より)ということです。日本での俗称が、ウーパールーパーでした。

“子ども”のままのネオテニー

川口市立科学館のウーパールーパーに関する記述によると、ウーパールーパーは、基本的に変態しないのが特徴です。「変態」とは、幼体(子どもの体)から、成体(大人の体)になるまでの過程で形態を変えること。大人にはなるのですが、いわば、外見は子どものままです。これを、「幼形成熟(ネオテニー)」というのだそうです。

何とも愛らしい外見の背景には、こうした理由があったのです。変態をしないため、顔の横にある3対のエラは残ったまま。CMでも、丸く小さな目に加え、このエラがゆらゆら動き、かわいい仕草が印象的でした。

1985年の主な出来事は、海外では、ドル高是正のためにドル売りの協調介入で各国が合意した「プラザ合意」、国内では、男女雇用機会均等法の成立など。

ちなみに、2020年夏、日清食品は「カップヌードル 1000億円記念パッケージ」として、1971年の発売から約半世紀の間に流行した“懐かしワード”をあしらった全60種類を発売しましたが、1985年のパッケージに選んだのは、やはり「ウーパールーパー」でした。

CMで話題になった年にタイムトリップした満吉くんと、ウーパールーパーの出会いを、漫画でお楽しみください。

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