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撮り鉄の「食」の思い出(67)富士山を見ながらスイーツ列車の旅/2013年~2019年

撮り鉄の「食」の思い出(67)富士山を見ながらスイーツ列車の旅/2013年~2019年

冬の朝は雨戸を開けて、ちょっとだけ見える富士山を眺めるのが自宅にいるときの日課です。 富士山が美しく見えていて、その日急ぎの予定がないと、反射的に出かけてしまうのが富士急行の撮影。 目覚めてから最初のシャッターまで2時間くらいと、近くて美しいのが魅力です。 この鉄道富士急行は多彩な列車が走る路線で、車内ではスイーツも楽しめます。

富士山を見ながらスイーツ列車の旅/2013年~2019年


前回に引き続き富士山の美しい鉄道富士急行です。

多彩な列車が走る路線で、車内ではスイーツも楽しめます。

冬の朝は雨戸を開けて、ちょっとだけ見える富士山を眺めるのが自宅にいるときの日課です。

富士山が美しく見えていて、その日急ぎの予定がないと、反射的に出かけてしまうのが富士急行の撮影。

目覚めてから最初のシャッターまで2時間くらいと近くて美しいのが魅力です。


このアクセスの良さも含めて観光客にも人気で、2019年春のダイヤ改正で新宿駅から直通の特急列車、富士山回遊号が定期運転を始めました。

この列車がちょっと面白いのが、新宿を出発するときには12両の超大編成ですが、大月駅で分割すること。

前側の特急かいじは9両編成で甲府駅に向かいます。

残るのは3両。

この編成で富士急行に入るのですが、その姿はまるでプラレール。

なんともかわいい状態で走ります。

外国人観光客が多いため、撮影中に車内を見ると平日でもけっこう混んでいて、2020年春には2往復から3往復に増便される人気ぶりです。

新宿駅から直通で運転される富士山回遊号(2019年撮影)


富士急行内にも、人気の観光用列車が3種類も走っています。

ひとつは、前回ご紹介したフジサン特急。

広い車窓とかわいいイラストの特急列車です。

視界の広いフジサン特急(2016年撮影)


2つ目は富士登山電車です。

もともとは京王線で走っていた5000系。

かつては通勤通学客を乗せていた車両ですが、今では観光客に人気の車両になっています。

富士山をバックに走る富士登山電車(2013年撮影)

さび朱色で塗られた富士登山電車(2013年撮影)


富士エリアの観光列車で、最大の特徴は車内の色調の暖かさ。

各地の観光列車を手掛けている水戸岡鋭治さんのデザインで、木をふんだんに使ったインテリアやくつろげるシート類が旅を楽しませてくれます。

富士登山電車の車内(2013年撮影)


この列車の塗装に使われているレトロな色は、「さび朱色」といいます。

実はこの色、富士急行前身の富士山麓鉄道が開業したときの車両、モ1形の色です。

このモ1形は、今でも終点河口湖駅前に保存されていて、見ることができます。


河口湖駅前に保存してあるモ1形(2013年撮影)


このモ1形の色に塗られたもうひとつの車両が、富士山ビュー特急です。

モ1形色に塗られた富士山ビュー特急(2016年撮影)


富士山ビュー特急も富士登山電車と同じ水戸岡鋭治さんのデザインで、車内は木の香りがしてくるような温かい趣です。

3両編成のうち1号車は特別車両になっています。

1両で定員は26名。

通常運転のときもウエルカムドリンク付きで、乗車券+特急券+900円で乗車することができます。

富士山ビュー特急の一般車両車内(2016年撮影)

富士山ビュー特急の特別車両(2016年撮影)


この車両では土休日の一部列車にスイーツプランが設定されています。

私がこの列車に乗ったのは2016年の運転開始時。

このときは、スイーツ2品にフルーツサンドなどでした。

風景を眺めながらいろいろ味が楽しめるメニューです。

量も満足で、ランチとしても十分でした。

メニューは季節ごとに変わっていますので、何度も楽しむことができる列車です。

そのときのメニューは、富士急行のホームページに記載されていますので、運転日、予約方法などといっしょにご確認ください。

運転開始当時のスイーツメニュー(2016年撮影)

車内でのドリンクサービスもいい!(2016年撮影)


ちなみに、このスイーツ列車の料金は運賃など込みで4000円。

大月駅~河口湖駅の運賃(1170円)+特急料金(400円)+特別車両券(900円)で合計2470円です。

差額は1530円。

これだけ楽しめてこの料金。

旅ついでに乗るというより、この列車に乗るついでに旅をしてもいいくらいです。


最近、人気が急上昇している観光スポットもご紹介!


富士急行で、もうひとつ人気急上昇なのが下吉田駅です。

駅前には観光バスが止まっていることが多く、列車からも特に外国人観光客がたくさん降りてきます。

目的は、新倉山浅間公園。

あまり聞きなれない方も多いのではないでしょうか?

下吉田駅から徒歩だと20分くらい。

途中には398段の階段があるという場所です。

現地に行ってみると、富士山のパノラマが広がる大絶景。


新倉山浅間公園から見た富士山(2013年撮影)


かつてミシュランの観光ガイドの表紙を飾ったことから、びっくりするほど外国人が多いようです。

この五重の塔はお寺ではなく、戦没者をまつる忠霊塔です。


でも実は、鉄道カメラマンとして公園に行くのは、このポイントがメインではありません。

公園の奥にある展望台が目的です。

そこからは、大きく見える富士山と街中を行く列車の俯瞰を見ることができます。

かなり場所が高いので、列車を探すようなカットですが、この雄大さで富士山らしい撮影ができます。

公園の展望台からは富士山と富士急行を撮影できる(2013年撮影)


公園から降りてきたら、下吉田駅でひと休みがおすすめです。

駅待合室は天井が広くて、木のデザインが素敵です。

元荷物室もきれいな喫茶店になっていて、コーヒーや軽食が楽しめます。

古い駅舎をリニューアルした空間、撮影の合間に立ち寄りたくなる場所です。

リニューアルされた下吉田駅(2013年撮影)

待合室も良い感じ(2013年撮影)

富士山型のクッキーも(2013年撮影)


100円の入場券を買うと、構内の下吉田駅ブルートレインテラス入ることもできます。

ここには九州に向かっていた寝台車両が保存してあります。

ヘッドマークを見ると「特急富士!」。

さすがです。

休日には寝台列車の車内にも入れるので、ぜひ見学を。

下吉田ブルートレインテラス専用入場券(2013年撮影)

寝台特急富士が保存されている(2013年撮影)

週末には車内に立入りも可能(2013年撮影)


富士山がきれいに見える冬の日に、富士急行の魅力的な列車に乗って沿線をまわる、気軽な旅はいかがでしょうか?










佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
 鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
 ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。

このグルメ記事のライター
佐々倉実@まとメシ

鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、お付き合いください。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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