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秋の味覚・柿は和食と合うのか ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(17)

秋の味覚・柿は和食と合うのか ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(17)

perm_media 《画像ギャラリー》秋の味覚・柿は和食と合うのか ラズウェル細木の漫画エッセイ『グルメ宝島』(17) の画像をチェック! navigate_next

日本人と歴史の深い果実 10月26日は「柿の日」、その理由は……

「里古(さとふ)りて柿の木持たぬ家もなし」

江戸前期の俳人、松尾芭蕉(1644~94年)の有名な句です。古びた村里では、柿の木が植わっていない家がないという光景を詠んだものです。柿は、秋の季語。もちろん、秋の味覚です

Web掲載『グルメ宝島』の第11回「日本料理とフルーツの相性を探る」で予告した「柿」と日本料理の相性を試したのが、今回です。柿は、この芭蕉の句からも想像できるように、日本人とは深い関係にある果実です。縄文時代の遺跡からも、柿の種が見つかっています。

そんな歴史のある“食材”ですから、そのまま食べるのではなく、料理に使うとどうなるのでしょうか。試した料理は、第11回の時と同様「筑前煮」です。第11回の結論は「日本料理に無理してフルーツを入れる必要はなーい!!」でした

ラズウェルさんが、“実験結果”を次のように説明しています。

「柿だけは、不思議と、ちゃんとした料理屋でも、日本料理に使ったりする材料なんですよね。だから、珍しい果物といいますか。普通に料理に使える果物としてありますので、柿のシーズンになって、さっそくやってみたんですけど。非常に、いいわけですよね。でも、柿を使う場合、『白和え』とか、加熱しない生の状態で使うことが多いんですけども、そこをあえて加熱してみたんです。ま、結果的に、甘酸っぱくて、非常においしいという結論なんです」

柿は「和食」の食材として、大いにアリ、だったようです。ただ、漫画にはオチがあります。それは……。結果は、漫画でご確認ください。

因みに、10月26日は、「柿の日」です。なぜ、この日になっているのでしょうか。これにも、俳句が強く関係しています。次のあまりにも有名な一句です。

「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」

明治時代の俳人・歌人、正岡子規(1867~1902年)が1895(明治28)年10月26日、この句を旅先の奈良で詠んだことから、2005(平成17)年に制定されました

秋の味覚・柿は和食と合うのか(1)

秋の味覚・柿は和食と合うのか(2)

秋の味覚・柿は和食と合うのか(3完)

『グルメ宝島』には連載20回分を収録

『おとなの週末』に連載中の「口福三昧」は、食通で知られる漫画家のラズウェル細木さんが、食の可能性を追求すべく、さまざまなグルメを味わったり、自身で調理したりした日々の体験について漫画と文章でつづった「漫画エッセイ」です。漫画と文章に加え、写真付きの「おつまみレシピ」も。食に関して幅広い知識が得られる盛りだくさんな内容で、人気を博しています。

単行本『グルメ宝島』には、『おとなの週末』2015年9月号~2017年5月号に掲載された「口福三昧」の中から20回分を選び、収録。冒頭では、「宅飲み・仲間飲みが3倍楽しくなる!簡単激旨レシピ」として、「コンビーフと厚揚げの赤ワイン煮」など、ラズウェルさんが厳選した絶品おつまみ7品をカラー写真で紹介しています。

ほかに、単行本オリジナルのコンテンツも掲載。「ここが美味しい食の研究所 ラズウェル細木の台所公開!」は、食の探究に余念がない著者の自宅台所を図解した貴重な内容です

※現在は当時の状況と異なる場合があります


『グルメ宝島』(講談社ビーシー/講談社、1430円)

ラズウェル細木

1956年生まれ、山形県米沢市出身。漫画で呑兵衛達の心をくすぐり続けて15年超。旨い食と酒を求めて庶民目線で描いた作品が人気を博している。代表作に『酒のほそ道』(日本文芸社)、『う』(講談社)、『大江戸酒道楽』(リイド社)、『ときめきジャズタイム』(ジャズ批評社)などがある。2012年、手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2010年、米沢市観光大使に就任。現在は月刊誌『おとなの週末』(講談社ビーシー/講談社)で新しい食の美味を研究する「口福三昧」を連載中。


※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
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