日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ?」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像/おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる? 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度:★★★★☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解:ポンカン
よくある間違い:ハイカン、ヘイカン
ポンカンはミカン科のかんきつ類です。漢字では椪柑の他に、ヘタの周りが盛り上がっているという独特の形状から「凸柑」と表記されることもあります。
日本一の生産地は通年温暖な気候の愛媛県ですが、他に、鹿児島、宮崎県、高知県、熊本県なども産地として知られています。
原産国はインドで、ポンカンの「ポン」はインド西部の地名である「Poona(プーナ)」に由来し、かんきつ類を意味する「カン」と組み合わせてポンカンという名称となったと言われています。
他に、中国の広東省や台湾の一部の地域で使用されている言語では「椪柑」を「pongkam」と読むことから、それが語源となったという説もあります。
日本には明治時代に台湾総督から苗木が送られたことがきっかけで栽培されるようになったと言われています。ミカンが日本書紀などに登場しているほど長い歴史を持っていることを考えると、ポンカンは比較的新しい果物と言えますね。
旬は12月から2月頃です。同じ頃に旬を迎えるミカンより皮が剥きやすく、果汁はミカンよりも少なめですが、その分、甘みが凝縮されています。さらにサクサクとした食感もポンカンの魅力です。