日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。 本コーナーでは「あれ、これど…
日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。
本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ？」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 正解が分かった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!
文、画像／おと週Web編集部
【写真ギャラリーで読み方を当てよう】何問わかる？ 過去に出題された難読漢字クイズに挑戦!!
難易度：★★☆☆☆
■難読漢字、食べ物編の正解はこちら
正解：イセエビ
よくある間違い：シャコ、タツエビ
イセエビといえば、伊勢海老の漢字表記はよく知られていますが、竜蝦や鰝、伊勢蝦と表記されることもあります。ちなみに、竜蝦の頭に青を付けると、青竜蝦＝シャコになります。
イセエビは伊勢（三重）で獲れるエビと思っている人も多いかもしれませんね。しかし、千葉や茨城、神奈川など、太平洋に面した地域でも漁獲されるのです。ただし、漁獲量は三重県がトップとなっています。
名前の由来は諸説あります。古来、伊勢で獲られたものが多かったことからイセエビと呼ばれるようになったという地名由来説、磯エビという言葉がなまってイセエビとなったという説、カブト（頭の部分）が武士の甲冑に似ていて、その様から「威勢のよいエビ」と呼ばれ、それがなまってイセエビとなったという説など。しかし、本当の由来は謎に包まれています。
イセエビは高級食材として有名ですが、その理由は養殖が極めて難しいためです。実際、市場に流通しているものはほぼすべてが天然ものです。養殖が難しい理由は、他のエビよりも死亡率が高いのと、成長するまでに時間がかかるため手間と餌代などがかさむなど、さまざまです。実際、1kgの大きさに育つまでに10年ほどかかると言われています。
イセエビが高嶺の花なのも納得ですね。
