吉田類さん監修おつまみおせちや徳川家まで“体感型”おせち 大丸・松坂屋でしか買えない「特別企画」では、料理家や名店監修のおせち料理など趣向を凝らした商品が揃います。 “酒場放浪記気分”で新年の祝い酒 酒場詩人・吉田類さん…
画像ギャラリーお正月はまだまだ先のような暑さが続いていますが、百貨店などではおせち料理の予約受付が徐々に始まっています。一年の始まりにふさわしい縁起を担いだ料理が詰まったおせち料理は、冷凍商品を利用する人が増えているようです。冷凍おせちにはどんなメリットがあり、どんな商品があるのでしょうか。日本を代表する百貨店の高島屋、大丸・松坂屋のおせちの中から、注目の商品をご紹介します。
需要が高まる冷凍おせちのメリットとは
黒豆や紅白なます、伊達巻きと、おせちは日本のお正月に欠かせない料理として親しまれてきました。農林水産省のホームページによると、昔、おせち料理は3月3日や5月5日など節句料理”を「おせち」と呼んでおり、ごちそうの多い正月料理のことを指す言葉となったといいます。日々家事に忙しいお母さんたちが、お正月の3日間くらい料理をしなくても良いように、祝いの意味もあり保存のきく料理を作ったそうです。
家庭や地域によって特徴があるおせち料理は、格別なおいしさと安心感がありますが、作る派、作らない派も、2024年の幕開けに人気の高まる冷凍おせちや、オードブルおせちを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。冷凍おせちは、「できたてで盛り付けが完成したおせちを急速冷凍し、冷凍便でお届けするおせちのこと」(高島屋オンラインストア「おせち記事一覧より」)を指し、メリットや特徴はこちらです。
1、急速冷凍による薄味・できたての美味しさを楽しめる
急速冷凍の技術発達によって、作りたてのような味わいや食感が実現できるようになっているそうです。日持ちをさせるための濃い味付けや、保存を目的に余計なものを入れる必要がないことも、健康を意識するニーズと合っているのかもしれません。
2、好きな時にお正月気分
年末年始が忙しい人や店頭に取りに行くのが難しい人にとっては、受け取りに行く手間が省け、盛られた料理が崩れる心配もなく都合の良い時に受け取ることができるのでとても便利です。賞味期限は、およそ1ヶ月の商品が多くあるので、好きなタイミングでお正月気分を味わうことができるのも大きなメリットといえそうです。
3、地元にない名店の味が手に入る
自宅から遠く離れた土地にある名店や有名料理家の手掛けた商品が、届いたり贈ったりできるのも魅力です。
“欲望のまま”や美容意識に応える商品も
高島屋のおせち商品で注目したいのは、好きなものだけでお重を埋め尽くしたいという欲望を叶えてくれる「よりどり彩りおせち」(冷凍※WEB・通販のみ)です。和食、中華、洋食、スイーツの中から、9または12品を選べ、価格は選んだ商品の合計金額になります。好きなものは重複しても良いので、余ることも飽きることもなく最高の新年が迎えられそうです。
美容や健康管理に配慮しながら楽しめるおせち
東京・渋谷の発酵レストラン「コウジアンドコー イタリアン」監修「ヴィーガン 一段」(1万6200円)は、美と健康をテーマにつくりあげた、デリ風のおしゃれなおせち料理です。ビーフジャーキーのような見た目と食感を楽しめる「大豆ミート」は、ニンニクが効いていてビールにとても合いそうです。大豆製品特有の香りなど気にせずに食べられます。
販売個数・売上ともに15年連続不動の1位は!?
「高島屋通販・高島屋オンラインストア」の販売個数・売上ともに15年連続不動の1位は、国産鰻や北海道産いくら、のどぐろなど海鮮素材を中心に豪華な食材を使用したタカシマヤオリジナル「高島屋おせち三段重」(2万2800円/冷凍※WEB・通販のみ)だそうです。
【「高島屋のおせち料理 2024」予約受付概要】
オンライン申し込み:2023年9月15日午前10時〜12月26日午前10時
店頭予約:9月20日〜12月25日
全店の店頭で約900点、オンラインストアで約1150点
※一部承りお渡しのない店舗や、配送可能地域などが異なります
高島屋オンラインストア https://www.takashimaya.co.jp/shopping/special/osechi/
吉田類さん監修おつまみおせちや徳川家まで“体感型”おせち
大丸・松坂屋でしか買えない「特別企画」では、料理家や名店監修のおせち料理など趣向を凝らした商品が揃います。
“酒場放浪記気分”で新年の祝い酒
酒場詩人・吉田類さん監修の「おつまみ玉手箱 2024」(一段/1万6800円)や、ワインのおつまみ研究家・大橋みちこさん監修の「みちこのおつまみ宝石箱」(一段/1万6800円)は、おせちと相性の良いお酒やワインも一緒に購入することができます。お酒選びが苦手な方にとっては、お酒好きのおもてなしに悩まなくてすみ、料理ごとにおすすめのお酒もわかるので会話も弾みそうです。
「おつまみ玉手箱 2024」に入っている、「いかと山菜の中華和え」は、山菜の食感とほのかにピリッとした味付けがアクセントになり、日本酒をぐいっといけそうです。
尾張徳川家のお殿様気分を味わうなら
徳川美術館×大学名誉教授監修 和風おせち「和風 二段」(2万7800円)は、愛知県名古屋市に1935年に開設された、徳川家康や尾張徳川家ゆかりの品々を所蔵する徳川美術館が協力のもと、江戸時代に記された文献から大名家の正月料理を一部再現し、現代風のアレンジも加わった豪華なおせち料理となっています。重箱は、徳川家康が着用したと伝わる着物柄がデザインされ、料理は、南山大学名誉教授/東海学園大学客員教授であり、あいち郷土料理検討委員会の安田教授が監修しています。「いなだねぶかなます」というお魚の南蛮漬けのような料理を試食しましたが、酸味が現代の甘酢のような甘さではなく、キリッとした味でねぎが入っているのが、印象的でした。
料理研究家・大原千鶴さん監修の一段おせち
冷凍おせちで注目は、5年連続売上NO.1の「口福おせち」(和風 三段)を監修する料理研究家・大原千鶴さんが手がける一段おせちが初登場します。「和風 一段 なごみ」(1万4800円/冷凍)は、少人数の家庭でも無理なく気持ちよくお正月が迎えられるようにと、おすすめがバランスよく詰められた大原さんの自信作だそうです。
和洋中が揃うボリュームおせち
大丸 ・松坂屋厳選冷凍おせち「さくら」和・洋・中華風 与段(2万3760円/冷凍)は、和洋中の料理をバランスよく詰めたファミリー層向けのボリュームで初登場です。和風が二段、洋風一段、中華一段。帆立の雲丹焼、ローストビ ーフ、海老チリソースなどバラエティ豊かな品揃えは、世代を問わず楽しめそうです。
【「2024年 大丸・松坂屋のおせち」予約受付概要】
大丸松坂屋オンラインストア:2023年9月22日14時〜12月22日午前10時
店頭予約:2023年10月1日〜12月22日
※店舗により承り期間が一部異なります※大丸心斎橋店は店頭承りなし
取り扱い数:全国の各地方ごとにおせちカタログを制作 全国計約1700点
大丸松坂屋オンラインストア https://www.daimaru-matsuzakaya.jp/osechi/
おせち料理は、伊達巻や黒豆といった伝統的なおせちも継承されながら、スイーツおせちや、肉尽くしなどもあり、デパ地下で商品を選ぶような楽しさを感じられるのは、百貨店の大きな魅力だと感じました。
文・写真/大島あずさ
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