旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。 さて、今回のテーマとなる食材は? 文/おと週Web編集部、画像/写真AC 【今月の旬食材は?】いま1年で…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:食用ほうずき
難易度:★★★★☆
観賞用は食べちゃダメ
ほうずきというと「えっ、食べられるの!?」と驚く人も多いかもしれませんね。ほうずきには観賞用と食用があり、食用だけでも100種類以上はあります。日本では馴染みのない果物ですが、ヨーロッパなどでは古くから栽培されています。
収穫は7月頃から始まり、8月から10月頃までがピークとなります。
ストロベリートマト、ほおずきトマト、フルーツほおずき、グランドチェリーなど、さまざまな名前で販売されています。ただし、栽培量が少ないためスーパーで見かけることは稀で、販売価格もかなり高めです。
食用ほうずきは、淡いオレンジ色をしていて、ミニトマトのような見た目を持っています。
観賞用のほうずきは実を包んでいる萼(ガク)と呼ばれる袋が赤く色づきますが、食用ほおずきのガクは緑のまま赤くなることはなく、熟すにつれて薄茶色になっていきます。
完熟した果実は非常に糖度が高いのですが、適度な酸味があるため、甘みは非常にさわやかです。
ちなみに、観賞用のほうずきをなめてみたことがあるという人なら知っていると思いますが、強い苦味がありますね。そのため、食用には不向きです。また、アルカロイドという毒を持っていることがあるため、口にしないようにしましょう。
食用のほうずきには毒性はないため、安心して食べることができます。
美味しい食用ほうずきの見分け方
実の表面が傷みやすいのでガクがついたままのものを選びましょう。ガク(袋)の色は薄茶色のものを。また、実の表面に傷や変色した部分がなく、濃いオレンジ色に熟したものが甘みが強い傾向があります。
食用ほうずきの注目栄養素
食用ほうずきはミラクルフルーツと称されるほど栄養豊富な食品です。とくに、強い抗酸化作用を持つビタミンA、ビタミンCが豊富です。また、女性が気になる骨粗しょう症や貧血の予防・改善に役立つ、鉄分、カルシウムも豊富に含まれています。
もっとも注目したい成分がイノシトール。この成分は、肝臓に余分な脂肪が蓄積しないようにする働きを持つため、脂肪肝の予防・改善をサポートします。また、血管内のコレステロールの蓄積も防げるため、動脈硬化の予防にもつながります。
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