「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」 と2000年にスタートした「TRY(トライ=Tokyo Ramen of the Yearの略称)」は2024年で25周年を迎えた。『おとなの週末』にて大好評連載中の『TRYラーメン大賞「沿線食べ歩き」』第7回は「山手線」沿線から店舗をセレクト。 複数ジャンルで評価を得ている『鳴龍』 、油そばの『HERO』、ガッツリ系ラーメンの『池田屋』など高評価な6店をご紹介しよう。
画像ギャラリー「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」 と2000年にスタートした「TRY(トライ=Tokyo Ramen of the Yearの略称)」は2024年で25周年を迎えた。『おとなの週末』にて大好評連載中の『TRYラーメン大賞「沿線食べ歩き」』第7回は「山手線」沿線から店舗をセレクト。 複数ジャンルで評価を得ている『鳴龍』 、油そばの『HERO』、ガッツリ系ラーメンの『池田屋』など高評価な6店をご紹介しよう。
さまざまなジャンルのラーメンが百花繚乱!
東京、池袋、新宿、渋谷と都内の主要駅を1周約60分でつなぐ山手線は、首都圏の交通を支える大動脈。周辺地域の 開発も目覚ましく、新スポットが続々と誕生している。
昨年は映画館や劇場、ライブハウスなどのエンタメ施設を集約した「東急歌舞伎町タワー」(新宿)がオープン。今年はショップやレストラン、銭湯を備えた新商業施設・「東京プラザ原宿『ハラカド』」(原宿)、地上 階建ての複合施設「渋谷アクシュ」(渋谷)が開業するなど、ますます活気付いている。
沿線には名立たるラーメン店が多数。複数ジャンルで評価を得ている『鳴龍』は担担麺も名物のひとつで、何度もビブグルマンに選出されている。
ほかにも、中毒性のある『HERO』の油そば、ボリューム満点の『池田屋』のガッツリ系ラーメン、上品な『こいけのいえけい』の家系ラーメン、洗練された『ほん田』の清湯つけ麺、じんわりまろやかな『えーちゃん食堂』の醤油ラーメンと、実に多彩。
この夏は、山手線に乗って、ぐるりとラーメン行脚を楽しんでみてはいかがだろうか。
TRY名店部門 しょう油優秀賞 ほか/『創作麺工房 鳴龍』@大塚「醤油拉麺」
カキや乾物などの魚介の風味との香り、醤油のアロマが心地よく鼻に抜ける。全粒粉入りの香り豊かな自家製麺、トロトロに煮込まれたバラロールと、細部に至るまで出色の出来ばえで、うならずにはいられない。ひと口啜れば、重層的な旨みが余韻となって、いつまでも続く。
[住所]東京都豊島区南大塚 2-34-4 SKY南大塚1F
[営業時間]11時~15時半(整理券制)
[休日]火曜日
[交通]JR山手線大塚駅南口より徒歩5分
TRY名店部門 つけ麺 清湯 優秀賞/『麺処 ほん田 秋葉原本店』@秋葉原「醤油つけ」
豚と魚介の旨みを重ねたスープに5種類の醤油を使ったカエシを合わせ、奥行きのある味わいに。なめらかな国産小麦の自家製麺もいい香り。
店主 本田裕樹さんが語る地元情報「商売繁盛や良縁を願うならパワースポット神田明神へ!」
[住所]東京都千代田区神田花岡町1-19
[営業時間]11時半~15時、18時~21時半(月は昼営業のみ)
[休日]水曜日
[交通]JR山手線ほか秋葉原駅昭和通り口より徒歩1分
TRY名店部門 汁なし 優秀賞/麺屋『HERO』@駒込「油そば」
もちもちの自家製麺の下にはカエシで味付けた豚バラチャーシューが忍ばせてある。香味油から出るニンニクなどの香りも魅惑的な中毒性のある一杯。
[住所]東京都文京区本駒込5-41-5 松岡ビル1F
[営業時間]11時~14時、18時~22時、土曜日・日曜日10時~16時
[休日]祝不定
[交通]JR山手線ほか駒込駅東口より徒歩9分
TRYしょうゆ部門 優秀賞/『えーちゃん食堂』@目黒「ラーメン」
サバを軸にヒラコとウルメ、3つの節を主役に立てたスープは旨みたっぷり。自家製の中細麺は食べ進めるうちに、ふわふわの食感に変化する。
店主 佐藤栄市さんが語る地元情報「『SwitchCoffee Tokyo』のコーヒーもおいしいですよ!」
[住所]東京都目黒区下目黒3-4-6サンライズ目黒1F
[営業時間]6時半頃~11時(材料がなくなり次第終了)
[休日]水曜日、火曜日不定 ※臨休あり
[交通]JR山手線ほか目黒駅正面口より徒歩7分
TRY新店部門 とんこつ 優秀賞/『ラーメン 池田屋 東京高田馬場店』@高田馬場「ラーメン」
ド乳化のスープとオーション100%の力強い自家製麺に、ぶつ切りの煮豚を合わせ、圧倒的な存在感と旨みで魅せる。写真の盛りでデフォルトとは驚き!
[住所]東京都新宿区下落合1-3-13
[営業時間]11時~14時半、17時~21時ラストオーダー
[休日]木曜日、不定
[交通]JR山手線ほか高田馬場駅早稲田口より徒歩5分
TRY新店部門 とんこつ 優秀賞/『こいけのいえけい』@巣鴨「豚骨醤油ラーメン」
スープはゲンコツや背ガラ、鶏ガラを4日かけて炊いたもの。熟成させることで、優しく上品な味に仕立
てている。低温調理の燻製チャーシューも美味。
[住所]東京都文京区千石4-25-6 夏野マンション102
[営業時間]11時~15時、17時半~21時
[休日]なし
[交通]JR山手線ほか巣鴨駅北口より徒歩6分
※店舗の情報はすべて取材時(2024年7月時点)のものです。
「TRYラーメン大賞フェス2024」開催決定!!
「TRYラーメン大賞」が25周年を記念してラーメンフェスを開催する!! 日本のラーメン界で最も歴史あるアワードとして、旨いラーメンを発掘し続けてきた「TRYラーメン大賞」の受賞店が大久保公園に集結。
ラーメンフリークやグルメ好きの方々には至福のグルメイベントとなる。最高権威が認めた名店の味を一挙に楽しもう!!
TRYラーメン大賞フェス2024
開催期間: 2024年11月26日(火)~12月15日(日)
開催時間: 11:00~21:00
料金 : 入場無料 1杯1,000円(税込) 全店共通食券制
会場 : 新宿・歌舞伎町 大久保公園特設会場
主催 : 株式会社ブルースモービル
協力 : 株式会社講談社、株式会社講談社ビーシー
TRY(トライ)とは?
「TRY(トライ)」は、Tokyo Ramen of the Yearの略称。「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」という呼びかけのもと、情報誌『TOKYO★1週間(現在は休刊)』 誌上で2000年よりスタートしたラーメンアワード企画。
審査員は、「TVチャンピオン」最後のラーメン王・青木誠氏、“元祖ラーメンクイーン”レイラ女史、そして“最強のラーメンブロガー“であり、昨今は「マツコの知らない世界」(TBS系)に出演するなど多方面で活躍中のしらす(斉藤光輝氏)。
さらに、通称“ラーメン官僚かずあっきぃ”として数多くのメディアでラーメン情報を発信している田中一明氏、ラーメンと城をこよなく愛し、全国のラーメンを食べ歩く尾瀬氏、年間外食数約2500食のうち約1800食がラーメンというまろ氏の6名。
新店部門のみ審査を行うゲスト審査員に、いけ麺氏、しらけん氏が加わり、計8名で審査を行なっている。
撮影/小澤晶子、関根則夫、田中秀典
文/松井さおり
イラスト/酒井ヒロミツ