食材探しの走行距離は1100km超!東京ドームホテルの人気ビュッフェ体験記 シェフ厳選北海道グルメの満足度は? 「北海道産紅ズワイ蟹」や「海鮮オリジナルパフェ」を堪能

「リラッサ」 黄色い卵「玉艶」を使った蟹チャーハン

東京ドームホテルのスーパーダイニング「リラッサ」で、北海道の美味が勢揃いする「北海道フェア2024」が開催中。 2024年10月から25年1月中旬まで行われている、人気のビュッフェへディナータイムに伺った。

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東京ドームホテル(東京都文京区)のスーパーダイニング「リラッサ」で、北海道の美味が勢揃いする「北海道フェア2024」が開催中だ。2024年10月から25年1月中旬まで行われている人気のビュッフェへディナータイムに伺った。

一番人気の「北海道フェア 2024」へGO!

「ワールドグルメフェア」や「レトログルメフェア」といった企画や日本各地の美味を揃えたビュッフェが楽しめる東京ドームホテルのスーパーダイニング「リラッサ」。その中でも特に人気で恒例になっているのが、2003年に始まり、現在開催されている「北海道フェア」だ。

2024年は、コロナ禍以来5年ぶりに「リラッサ」の洋食と中華のシェフが道南エリアを中心に北海道を訪れ、たくさんの生産者の方々に出会い、改めて北海道の魅力を感じながら、旬の食材を厳選したのだとか。

入り口横には、北海道でどんなルートを巡ったかが記されている

江差港(えさしこう)では獲れたての紅ズワイガニに感動し、蘭越(らんこし)町では米農家さんを訪ね、十勝ではワインや乳製品、卵など数多くの食材を実際に目で見て、手に取り、味わう4日間を過ごし、その行程はなんと1100キロにも渡ったのだそう。

第1弾は、2024年10月1日(火)〜11月24日(日)まで、第2弾は2024年11月25日(月)~2025年1月14日(火)となっている。第1弾と第2弾は絶妙に内容が異なるので、要チェックだ。

紅ズワイ蟹漁から戻った漁船を出迎え、うれしそうなシェフたち

美味しさだけでなく楽しさも演出、「リラッサ海鮮オリジナルパフェ」は必食!

総客席数が380 と大規模レストランである「リラッサ」。窓からは「東京ドーム」や「東京ドームシティアトラクションズ」(旧称・後楽園ゆうえんち)が一望できるロケーションだ。

そこにズラリと並ぶ料理の数は、なんと50種類を超える。こだわりを感じたのが、町名だけでなく農家さんや養鶏場など、それぞれの生産者名が掲げられたお料理があること。これは誇りだし、励みになるだろうし、私たちも情報にアクセスしやすいのがいい。

うれしいのが、1人1回限定だが贅沢な一皿を選べること。ディナーでは「北海道産紅ズワイ蟹1肩+イクラ」または「帆立の食べ比べ(帆立の殻焼きと北海道産帆立のフライ ホワイトコーンのタルタルソース)」と、どちらも魅力的。カニとイクラも捨て難いのだが、個人的には「帆立の食べ比べ」が甘みがしっかりと感じられたし、味わいも豊かで美味しかった。

なお、ランチは「北海道産紅ズワイ蟹1肩」または「北海道産帆立のフライ ホワイトコーンのタルタルソース2個」になる。

食べ比べて帆立の美味しさを改めて実感

楽しみもたくさんで、例えば「リラッサ海鮮オリジナルパフェ」(ディナー限定)は、釧路和商市場の名物とされる勝手丼のリラッサ版ともいえるもの。マグロや小柱、トラウトサーモンたたき、厚焼き玉子など、10種類以上の具材が並ぶ。これを酢飯が入ったグラスに好きに盛り付けていく、美味しくて楽しいエンターテイメント感あふれる内容。

実際に挑戦したが、グラスにはけっこうたっぷり入るので、遠慮なくモリモリと盛り付けたい。

左が全部載せ(イクラは選べる一皿のもの)、右が市村の好きなもののみ

これは絶対食べてほしい!ライターおすすめのお料理

ライター市村が個人的に美味しい!と思ったものと寸評は以下の通り。

【北のこめこっことインカのめざめの「鶏じゃが」】
インカのめざめの味がとにかく濃厚で、ジャガイモ好きでなくとも刺さる一品だろう。鶏も含めて素材の美味しさがダイレクトに伝わる。

大切に育てられたことを実感できる美味しさ

【ラム麻婆豆腐】
ラムの香りをしっかりと感じられつつ、旨みがたっぷり。爽やかに山椒が香る麻婆豆腐。

ラム好きとして、これは絶対に食べたい!と狙っていた一品

【北海道産紅ズワイ蟹肉あんかけ塩ラーメン(ディナー限定)】
上品な味わいのラーメンスープの塩梅も好みで、カニの美味しさがしっかりと感じられる。麺は30gとうれしい量

繊細な味わいでおかわりしたいと思ったほど

【パルミジャーノ・レッジャーノで仕上げる鮭節醤油香る北海道産帆立とホワイトコーンのリゾット】
チーズのコクとホタテやコーンの甘さが際立つ逸品。鮭節醤油の香ばしさも相まって箸がグイグイ進んだ。

真ん中がリゾット。いろいろ食べられるビュッフェって楽しいよねぇ

全種類食べたいと思い、少しずつ取り分けたつもりがお腹いっぱいになってしまい、名物のローストビーフやシメパフェなど諸々まで、辿り着けず。うーむ残念。

デザート類もかなり充実していて、フレッシュなフルーツは当然美味しかったのだが、私は「カントリーホーム風景のヨーグルト レモンのコンフィチュール」が濃密さと爽やかさがあってとても好きだった。

無念のパフェ。ソフトドリンクバー付きだ

全体的に味付けはやさしめだと感じた。また広いこともあり、何を取ろうか迷っていると、最初のほうに取ったお料理が冷めてしまう。ビシッと狙いを定めて、速やかに取ったらササっといただくとより美味しさを堪能できると今回学んだ。

東京ドームホテルのスーパーダイニング「リラッサ」の「北海道フェア2024」、お値段もホテルビュッフェにしてはお値打ちだと思うので、ぜひ堪能してほしい。

「リラッサ」の店内から見た東京ドーム

「北海道フェア2024」第2弾は2025年1月14日まで

■「北海道フェア2024」
【第1弾】2024年10月1日(火)〜11月24日(日)
【第2弾】2024年11月25日(月)~2025年1月14日(火)

住所:東京都文京区後楽1-3-61
開催場所:3F スーパーダイニング「リラッサ」
●ランチブッフェ【90分制】11:30~15:00(ラストイン 14:30)
・ランチ料金:平日 大人4950円 / 子ども(4歳~小学生)2050円
・土・日・祝日 大人5650円 / 子ども(4歳~小学生)2250円

●ディナーブッフェ【120分制】17:00~21:30(ラストイン 21:00)
・ディナー料金:平日 大人6500円 / 子ども(4歳~小学生)2300円
・土・日・祝日 大人7200円 / 子ども(4歳~小学生)2500円
※ソフトドリンクバー付き
※2024年12月30日(月)~2025年1月3日(金)は、休日(土・日・祝日)料金

予約・問い合わせ:レストラン予約 TEL.03-5805-2237(受付時間 10:00~19:00)
※都合により、メニューは変更となる場合がございます。

東京ドームホテル

文・写真/市村幸妙

いちむら・ゆきえ。フリーランスのライター・編集者。地元・東京の農家さんとコミュニケーションを取ったり、手前味噌作りを友人たちと毎年共に行ったり、野菜類と発酵食品をこよなく愛する。中学受験業界にも強い雑食系。バンドの推し活も熱心にしている。落語家の夫と二人暮らし。

…つづく『「“絶対に後悔しない”朝ごはん」の店名を一挙公表 覆面調査隊が、朝4時起きで食べて発見!』では、2024年7月号の『おとなの週末』で朝ごはん特集を担当した覆面調査隊が朝4時起きで実食調査をした振り返りをレポートしています。

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