名古屋めし

名古屋エリア限定グルメ情報(2) 「ひつまぶし」と「う巻き」が同時に味わえる「うなぎまぶしのオムライス」

 ひと昔前と違って、鰻は気軽に食べられなくなってしまった。が、「うなぎまぶしのオムライス」は、市内の鰻屋で食べる「ひつまぶし」の約半額。専門店ならずとも、鰻を焼く技術があれば、このようなアイデアを凝らしたメニューがこれからも出てくるかもしれない……。

「ひつまぶし」と「う巻き」が同時に味わえる「うなぎまぶしのオムライス」/名古屋エリア限定グルメ情報(2)

 今の時季、巷の鰻屋はどこも大盛況。週末ともなれば、名古屋の某有名店は4時間待ちだという。  そんななか、JR関西本線ほか八田駅前にある『てんぷら和創菜 えん』は、その名の通り、天ぷらをメインとした和食店だが、鰻、それも名古屋らしい、ヒネリ(?)をきかせたメニュー好評とか。

 それが「うなぎまぶしのオムライス」(1800円)。細かく刻んだ鰻の蒲焼きをのせたご飯の上にフワフワのオムレツ、さらに餡がとろ~り。 「名古屋の人は、鰻は言うまでもなく、玉子もあんかけも好きですから、全部まとめてみました(笑)」と、店主の小栗広士さん。

 色モノに思えるが、食べてみると、ど真ん中の、正統派の和食だということがわかる。餡は和風ダシがベースなので、ひつまぶしの〆でいただく、お茶漬けの味そのものなのだ。薬味の海苔やワサビ、そして刻んだ大葉も心地良いアクセントになっている。また、フワフワのオムレツと鰻を一緒に食べれば、「う巻き」の味そのもの。なんとお得なメニューなんだ。  ひと昔前と違って、鰻は気軽に食べられなくなってしまった。が、「うなぎまぶしのオムライス」は、市内の鰻屋で食べる「ひつまぶし」の約半額。もちろん、鰻の量がまったく違うものの、ある程度は満足できる。専門店ならずとも、鰻を焼く技術があれば、このようなアイデアを凝らしたメニューがこれからも出てくるかもしれない。

■『てんぷら和創菜 えん』 [住所]愛知県名古屋市中村区並木2-309 八田駅前プラザ1階 [TEL]052-485-9385 [営業時間]11時半~14時(13時半L.O.)、17時半~23時(22時L.O.) [休日]火曜日(日曜日の昼はコース予約のみ) [アクセス]JR関西本線八田駅北口から徒歩3分

永谷正樹(ながや・まさき) “69年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

この記事のライター

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