ひと目惚れだった。店構えに「ただものでない感」があり、紺に白字を染め抜いた『佐原屋』の暖簾をくぐった。
画像ギャラリー佐原屋本店(最寄駅:御徒町駅)
「鮭焼いて」「もう火落としちゃった」。おなじみさんと女将の会話がなんだかうれしい。きっと長年営んできた店にしか出せない空気なのだ。黒板には「レバテキ」「沖漬け」「煮こごり」……呑んべえを泣かせるつまみ揃い。聞けば、今年70年目を迎える老舗だという。「5年前に建て替えてから、ふらっと入ってくれるお客さんも増えたんですよ」と貴子さん。たくさんのおなじみさんに、私のような「ぶらり客」が混じり、心地よい酒場になっているのだなあ。ひと目惚れは続く。いや、行くたびに惚れ直している。
レバテキ
550円
独自の味付けでひと晩漬け込むレバテキ。ネギにかつお節、揚げ玉をのせた湯豆腐は創業以来の定番だ。
瓶ビール(大)650円はサッポロラガー「赤星」。「ねのひ にごり酒」(300ml)800円
湯豆腐
250円
ホタルイカ
450円
菜の花
350円
佐原屋本店
電話番号 03-3831-6388
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