名古屋めし

名古屋エリア限定グルメ情報(31) 鉄板スパに味噌かつ、モーニング……。名古屋めし大充実のスーパー銭湯『大曽根温泉 湯の城』

お風呂の種類や岩盤浴などの設備が充実しまくっているスーパー銭湯、略して“スパ銭”。その発祥の地は名古屋という説があるのをご存じだろうか? この、スパ銭で、しかも、鉄板スパ、味噌かつ、充実のモーニング……と、おおよそ頭に浮かぶ名古屋めしすべてラインアップされているところがあるのだ。

画像ギャラリー

鉄板スパに味噌かつ、モーニング……。名古屋めしが充実しまくりのスーパー銭湯『大曽根温泉 湯の城』

お風呂の種類や岩盤浴などの設備が充実しまくっているスーパー銭湯、略して“スパ銭”。
その発祥の地は名古屋という説があるのをご存じだろうか?

調べてみたところ、名古屋でスパ銭が初めて開業したのが1990(平成2)年。
しかし、それよりも前に富山と大阪でオープンしているらしい。
ただ、銭湯並みの料金で、健康ランドのような豊富な種類のお風呂やサウナが楽しめるというシステムは名古屋から全国に広まったそうだ。
実際、名古屋のスパ銭は、今や岩盤浴やエステ、マッサージなどのヒーリングサロンが完備しているのは当たり前。
名古屋では、郊外を中心に数多くのスパ銭があり、週末ともなればどこも大賑わい。
最近では、飲食に力を入れているスパ銭も登場している。

JR中央本線大曽根駅南口から徒歩5分の『大曽根温泉 湯の城』もその一つ。
ナゴヤドームの近くにあり、野球観戦やコンサートのために県外から夜行バスで来て、イベントの開始時間までここで時間を潰す人も多いという。

オススメのメニューを紹介する前に、まずはお風呂から。
ここは天然温泉ではないが、ナノテクノロジーを活用した「ナノ湯」を使用。
湯触りがやわらかく、湯上がり後も湯冷めしにくくポカポカで肌もしっとり。
内風呂では、ジェット風呂や電気風呂などさまざまなタイプのお風呂でその効果を実感できる。

露天風呂は、岩風呂や桧風呂などがズラリ。
ここが都心であることを忘れそうなほど情緒満点。
湯船で思いっきり足をのばして空を見上げているだけで癒される。
夜はライトアップされて、幻想的な雰囲気になるそうだ。

たっぷり入浴で癒されたあとは、大充実の名古屋めしでお腹を満たす!

お風呂に入ったせいか、お腹が空いてきた……。
では、ここから湯上がりに楽しめるお食事処『あおい亭』のメニューを紹介しよう。
巷のスパ銭と同様に、うどんやそば、ラーメン、カレーライスなどの定番メニューがそろう。
特筆すべきは、名古屋のスパ銭だけに名古屋めしの充実ぶり。

驚いたのは、「鉄板ナポリタン」(730円)があったこと。
名古屋の喫茶店では定番メニューなのだが、麺を炒めている間に鉄板も火にかけておかねばならない。
注文が入ると、ガス口を2つ占領してしまうので、作る側にとっては実に手がかかるメニューなのだ。

ケチャップの素朴な味が染みた太麺は、喫茶店で食べる味そのもの。
卵に絡めて食べるのがオススメだ。
麺類では、ほかに名古屋めしの定番「きしめん」(480円)なども用意している。

定食類では、名古屋めしの代表選手ともいうべき「味噌かつ定食」(980円)も!
かなりボリュームがあり、男性でも十分満足するだろう。
とんかつのメニューは充実していて、「明太マヨとんかつ定食」(1280円)や「じゃこみぞれとんかつ定食」(1280円)などの変わり種も用意している。

朝風呂に訪れた客に好評なのが、木曜を除く朝6時~9時まで実施しているモーニング。
いちばん人気は、この「名古屋モーニングセット」(500円)。
トーストと目玉焼き、ウインナー、ハム、サラダの洋食と、焼き魚とおにぎり、味噌汁の和食がセットになった、名古屋らしいモーニングだ。
しかも、コーヒーはおかわりOK。

こちらは「和食モーニングセット」(500円)。
ご飯に合う焼き鮭や、だし巻き卵、焼き海苔、昆布の佃煮や漬物などを盛り合わせた、旅館の朝食のような豪華セットだ。
※内容は時季ごとに替わる。「朝はご飯!」という和食派の人にオススメだ。

食後は『ヒーリングサロン 癒の城』(別料金)へ。
こちらは、温熱美肌や代謝促進、デトックスなど、それぞれ効果が期待できる10種類の天然鉱物を敷き詰めた岩盤浴「十四健美房」(写真)や、富士溶岩石から発せられる水蒸気と高濃度酸素を取り入れて疲労回復を促す「酸素サウナ」、アメジストなどの宝石を足下に敷き詰めた「宝石サウナ」などが完備。

また、多くのコミックを巣箱のようなスペースでごろ寝しながら楽しめる「岩盤ラウンジスペース」も人気だ。
お風呂と名古屋めしと癒し空間。
一日中満喫できるどころか、もう、これ以上何もいらない(笑)。

■大曽根温泉 湯の城
[住所]愛知県名古屋市東区東大曽根町28-7
[TEL]052-933-0261
[営業時間]朝6時~深夜1時(木は朝9時~、金・土・祝前日は~深夜2時)
[定休日]無休
[料金]入泉料(大人)700(土日祝は800)

永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

おひとりさまで「近江牛」を気軽に!『焼肉ライク』でブランド牛がサクッと食べられる

【埼玉・東松山の名店】秋田の伝統建築でいただく絶品の手打ちそばとうどん!風情たっぷりの古民家で非日常も味わえる【PR】

HD-2D版『ドラクエIII』発売記念! 『ローソンストア 100』とコラボ商品「スライムむしパン」や「勇者のおにぎり」が登場、レジからはレベルアップ音が流れる盛り上がりっぷり

カルフォルニア発のライフスタイルブランド「カバリーニ」社のウォールカレンダー「バードウォッチ」プレゼント!! 美麗なイラストに癒される逸品

おすすめ記事

思わず「ジャケ食い」岐阜県の町中華で食べた“ブラ丼”チャーラーは合理的?それとも食べにくい?

石原さとみさんが『すき家』で“算数”!? 「ほっほっほ」と「牛すき鍋」を頬張る姿がかわいい新CM

本当にうまい、町中華の「あんかけラーメン」ベスト4…旨みがトロリ《自由が丘・新高島平・池袋・堀切菖蒲園》覆面調査で発見

【難読漢字】食べ物当て 海のスプリンターです

『琉球かめ~食堂』の“母のちまき”は台湾の味 パイナップルを食べて育ったあぐー豚のチャーシューが入ってる!縁起の良い7種の具材

おひとりさまで「近江牛」を気軽に!『焼肉ライク』でブランド牛がサクッと食べられる

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…