ココはどこの国や!? 道頓堀を歩くと、もはや日本いるとは思えないような錯覚すら覚える。聞こえてくる言葉が中国語やハングル語、タイ語……などなど。 昨年の8月にオープンした『ハンアリ』は、ハングル語で「つぼ」。さながら韓国の小料理屋といった風情で、働く人は全員韓国人女性というお店だ。
画像ギャラリー本場の韓国料理店『ハンアリ』でスペアリブの煮物を食す!
ココはどこの国や!?
道頓堀を歩くと、もはや日本いるとは思えないような錯覚すら覚える。
聞こえてくる言葉が、中国語やハングル語、タイ語……などなど。
東京よりも外国人観光客が急増する大阪で、特にミナミは夜の周遊が定番化。
飲食店の客の8割が外国人なんて場合もあったりする。
道頓堀界隈は外国人。
裏なんばが日本人といった具合に、見事に色分けが進んでいるのだ。
ハングル語で「つぼ」。
2017年の8月にオープンした『ハンアリ』は、「たまるとか、集まりましょうとの意味でこの名前にしました」とオーナー。
さながら韓国の小料理屋といった風情で、働く人は全員韓国人女性。
「日本にある韓国料理は味つけが日本風。
だからあえて韓国の本場の味にこだわったんです」
韓国料理を代表する「トッポギ」(880円)も、もちろん本場の味。
「高麗人参や生マッコリも韓国に行って買ってきています。
高麗人参の天ぷらは1本1000円。
生マッコリは1杯480円ですよ」
なかでもおススメは「ジャンボスペアリブの辛い煮物」(1480円)。
長時間煮詰めたスペアリブは、噛まなくても身が崩れるほどの柔らかさ。
遅れてやってくる、ガツンとくる辛さを味わうと、これぞ韓国料理と思えるはずやで。
この料理には裏メニューともいうべき、韓国人では当たり前のルールがある。
それが残った煮汁を使った焼き飯だ。
これが、また旨い!!
締めにはもってこいの料理で、韓国通でないと、チヂミや冷麺といったありきたりのメニューに走ってしまう。
「焼き飯は500円。
韓国人だと、最後にご飯やラーメンを入れて食べます。
これが普通なんですよ」
本場韓国料理を食べられるとあって、ミナミに訪れた中国人観光客が来店。
これぞまさに、食のグローバル化だ。
食で出会った日本人と外国人観光客が交流を図って一緒に2軒、3軒とハシゴ。
そんな光景を見かけるのもミナミならでは、かもしれない。
ハンアリ
[住所]大阪市中央区千日前1-4-1
[TEL]なし
[営業時間]18:00~24:00
[定休日]日曜
加藤 慶(かとうけい)
大阪在住のライター兼カメラマン。週刊誌のスクープを狙う合間に関西圏の旨いモンを足で稼いで探す雑食系。
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