私が初めて夕張で撮影をしてから、ナント43年も経ちました……。 新夕張駅から夕張駅までの通称“夕張支線”(正確には石勝線の一部)は2019年4月に廃止が決まってしまいました。今年は、夕張支線最後の夏です。夕張といえばメロン。近年夏の撮影に出かけると、格安夕張メロンが旅の楽しみになっています。
画像ギャラリー夕張支線最後の夏、夕張メロンを堪能する/1975年~2017年
初めて夕張で撮影をしてから、ナント43年も経ちました。
新夕張駅から夕張駅までの通称“夕張支線”(正確には石勝線の一部)は、2019年4月に廃止が決まってしまいました。
今年は、夕張支線最後の夏です。
永年にわたって、ちょくちょく訪問した夕張ですが、夕張といえばメロン。
近年夏の撮影に出かけると、格安夕張メロンが旅の楽しみになっています。
夕張支線の歴史ダイジェスト。
1892年(明治25年)/追分~紅葉山~夕張の夕張線が開業 炭鉱からの石炭輸送
1975年(昭和50年)/SL列車廃止 日本の本線を走るSLが最後まで残った路線
1981年(昭和56年)/紅葉山(新夕張と改名)~新得が新規開業、追分~新得の石勝線となる。
2019年(平成31年)/4月1日 新夕張~紅葉山廃止予定
[昭和50年に夕張駅で買った入場券。
左右のスタンプには炭鉱とメロンが描かれている。(1975年購入)]
いやいや懐かしいですねぇ。
初めて夕張駅に降り立ったのは昭和50年。
中学2年から3年になる春休みで、初めての長距離一人旅でした。
夜になってから到着した夕張駅には、石炭を積んだ貨物車両とSLが何両も並んでいました。
10日間ほどの北海道滞在で、子どもながらに、必死で撮影したのを覚えています。
[昭和50年の夕張線SL列車、石炭専用の貨車が長く続く。(1975年撮影)]
ここで撮影してから9か月後のこと、この路線で当時の国鉄で現役最後のSLが奔りました。
SLがなくなりディーゼル機関車に変わった後も夕張線には通い続けました。
2両の赤い機関車が引く貨物列車は、SLの魅力とはまた違った迫力あり、引き付けられての渡道です。
[SLの後を引きついだディーゼル機関車、こちらも迫力があった。(1981年撮影)]
その貨物も平成2年には廃止、夕張支線はディーゼルカーが1両で走るローカル線へと変容しました。
さらに、最近になって発表されたのは2019年4月1日でこの夕張支線が廃止になるということでした。
なんとも残念な話です。
[夕張支線新夕張~沼ノ沢を走るディーゼルカー。(2017年撮影)]
[行き止まりの夕張駅。(2015年撮影)]
さて、夕張といえばメロンです。
今年2018年の初競りでは2玉で320万円などという、景気の良い話も聞こえてきます。
しかし、現地では意外なほどリーズナブルに楽しめます。
夕張に近い街道付近には、道の駅や売店があって、カットメロンは2~300円で売っています。
少し前に行ったときには、ちょっと贅沢して半分にソフトクリームバージョンを楽しみました。
夕張支線沼ノ沢駅近くの売店。
半玉+ソフトで1000円。
新夕張駅近くの道の駅で食べた
メロンソフトもおいしい。
実は、いちばん楽しみにしているのは、超激安の夕張メロンです。
完全に熟したメロンが店頭に出ることがあります。
通常は1500円くらい。
過去最安値では300円のこともありました。
それも、当日に食べなくては崩れてしまうほど完熟なので、めちゃくちゃ甘くて最高です。
教会のような夕張駅と
夕張メロン。
夕張メロンの購入額
2017年/1500円をまけてもらって1000円に
2016年/500円
2013年/5玉で2000円(友人宅へ)
2010年ごろ/300円
……(少々記憶があいまい)
いろいろなお店で話を聞いて、だいぶ安いときがわかってきました。
一気に気温が高くなって、暑い日が続き、メロンが一気に熟すと出荷が間に合わなくなります。
こんなときに激安メロンが登場するようです。
次回は、ぜひこんなときを狙って立ち寄ってみます!
安くても夕張メロン、
ホンモノです。
中は完熟。
このメロンの唯一の欠点は、お店のカットメロンのように冷えていないこと。
常温のメロンも甘さを感じられておいしいのですが、夏の日のこと、やっぱり冷たいのも食べたいです。
そこで登場するのは、北海道を中心に展開するコンビニ“セイコーマート”のソフトクリーム、“北海道牛乳ソフト”です。
これまた、大きくて安くて120円!
クリーム感があって、かなりおいしいです。
セイコーマートの
北海道牛乳ソフト120円。
これを、半玉メロンに投入!!
ソフトクリーム投入!
ソフトが溶けて、いい具合にメロンも冷たくなります。
メロンといっしょにいただけば、もう最高!
もう、たまたないです!
今後も、夕張の夏を楽しみたいと思います。
最後に、
メロン売店とメロン熊。
佐々倉実(ささくら みのる)
鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”、初めて鉄道写真を撮ったのが小学生のころ、なんやかんやで約50年経ってしまいました。鉄道カメラマンなのに撮影の8割はクルマで移動、列車に乗ってしまうと、走るシーンを撮影しにくいので、いたしかたありません。そんなワケで年間のかなりの期間をクルマで生活しています。趣味は料理と酒! ヨメには申し訳ないのですが、日々食べたいものを作っています。
鉄道旅と食の話、最新の話題から昔の話まで、いろいろとお付き合いください。
ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。なにとぞご容赦ください。
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