名古屋では、ここ10年くらいの間に5000円程度で本格的な寿司が味わえる店が少なくなった。 そんななか、JR中央本線大曽根駅前の『おおぞね鮨』は、今年5月にリニューアルオープンしたのを機に驚くべき変貌を遂げた。 もっと地元の方が気軽に楽しめるように、思いきってリーズナブルな価格にしたというのだ……。
画像ギャラリー高級寿司店が居酒屋感覚で使える店へとリニューアル!? 名古屋・大曽根『おおぞね鮨』の心意気に脱帽
名古屋では、ここ10年くらいの間に5000円程度で本格的な寿司が味わえる店が少なくなった。
新規オープンする寿司店はどこも、おまかせのコースが8000円以上の高級店ばかり。
そんななか、JR中央本線大曽根駅前に7年前に開店した『おおぞね鮨』は、今年5月にリニューアルオープンしたのを機に、驚くべき変貌を遂げたという。
とはいえ、外観や店内はそんなに変わったようには見えないが……。
「実は変わったんですよ。
以前は店の入り口にも店内にもメニューを掲げていませんでした。
だから、店の前を通りかかった方が入ってくることはほとんどありませんでしたね。
もっと地元の方が気軽に楽しめるように、思いきってリーズナブルな価格にしたんです。
だからといって、前から常連のお客様もいますので、ネタのグレードを下げたりはしていません」
と、店長の伊藤尚樹さん。
高級店から大衆店に路線変更とは!
これは、なかなかできることではない。
その決断に拍手を贈りたい。
また、リニューアルに伴って、ランチもはじめた。
これもかなりお得とか。
これが寿司7貫と巻物半分に椀物とコーヒーが付くランチの「握りセット」(980円・税込)。
仕入れの状況によって内容は替わるが、この日は(後列左から)マグロとカンパチ、サーモン、スズキ、玉子、エビ、カツオ、鉄火巻。
ランチはほかにも「上握りセット」(1200円・税込)や「ネギトロ丼」(850円・税込)、「海鮮丼」(850円・税込)を用意している。
「地産地消にこだわり、ネタは愛知県の南知多産のものを仕入れています。
とくに平目や鯛、スズキは全国屈指のレベルだと思います。
シャリも愛知県産のあいちのかおりや岐阜県産のハツシモを使っています。
粒が大きくて粘りが少ないのでシャリには最適なんです」(伊藤さん)
夜のおすすめは、その日に仕入れたネタの中から店長選りすぐりネタを使った「最幸の11貫」(1980円・税別)。
この日は(最前列左から)、カツオ、ホタテ、シメサバ、中トロ、漬けマグロ、スズキ、エビ、玉子、イクラ、穴子。
「ネタの種類に合わせて漬けにしたり、昆布締めにしたり、柚子皮をちらしたりと一つ一つに手間をかけています。
そんな寿司の楽しさを気軽に楽しんでいただければ」と伊藤さん。
ちなみにコースは、お通しとお造り、焼物、寿司11貫、海老天(または茶碗蒸し)、椀物、デザートの全7品で3500円(税別)。
飲み放題付きは5000円(税別)。
これはかなりお得だ。
おおぞね鮨
[住所]愛知県名古屋市北区大曽根3-13-17 オゾンアベニュー会館1階
[TEL]052-911-9828
[営業時間]11時半~14時(13時半L.O.)、17時~23時(22時半L.O.)※土・日・祝は16時~23時(22時半L.O.)
[定休日]月曜
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