美味しいズッキーニの見分け方 表面に傷がなく、ツヤのあるもの、なるべく太さが均一なものを選びましょう。ヘタの部分の切り口はみずみずしいものを。ヘタが変色したものは古くなっていて実がスカスカになっているおそれがあります。 …
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■クイズの答えは……
正解:ズッキーニ
難易度:★★★☆☆
かぼちゃの仲間……でも、寝かせたらダメ!
ズッキーニは夏野菜の代表格で、本格的な旬を迎えるのは6月から。9月頃まで美味しいズッキーニを楽しむことができます。
ズッキーニをきゅうりの仲間だと思ってはいませんか? しかし、きゅうりもズッキーニも同じウリ科の植物ですが、きゅうりはキュウリ属、ズッキーニはカボチャ属に属します。つまり、ズッキーニはかぼちゃの仲間なのです。
厳密にいうと、ペポかぼちゃというかぼちゃの一種で、一般的なかぼちゃが熟してから収穫されるのに対し、ズッキーニは熟する前に収穫されます。
ズッキーニが日本に普及し始めたのは1980年代から。それまではほぼ輸入もので、とても高価な野菜でした。近年では、出荷量、消費量ともうなぎのぼりで、緑色のもの以外に、薄黄緑色や黄色、丸いもの、UFO型のものなど、さまざまな品種が登場しています。
また、かぼちゃは少し寝かせて追熟させることで美味しくなりますが、ズッキーニは新鮮なうちに食べたほうが美味しくいただけます。
ズッキーニを使った料理といえばほとんどの人は野菜の煮込み料理であるラタトゥイユを思い浮かべるはず。しかし、塩コショウしてグリルにするなど、シンプルな調理でも美味しくいただけます。
お味噌汁の具にしたり、煮物に使ったりと、和のレシピとの相性も抜群です。新鮮なものなら生食でも美味。たたきやサラダなどにするなど、きゅうり感覚で使えます。
美味しいズッキーニの見分け方
表面に傷がなく、ツヤのあるもの、なるべく太さが均一なものを選びましょう。ヘタの部分の切り口はみずみずしいものを。ヘタが変色したものは古くなっていて実がスカスカになっているおそれがあります。
保管する場合は冷蔵庫ではなく、新聞紙などに包んで冷暗所に。
ズッキーニの注目栄養素
ズッキーニは皮は剥かずに食べましょう。というのも、皮の部分にはβカロテン、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素凝縮されているからです。
また、カリウムの含有量はバナナと同等。カリウムにはナトリウムを排泄する役割があり、むくみを防いだり高血圧を予防したりする効果が期待できるほか、汗をかくことで崩れがちな体内のミネラルバランスを整える働き持ちます。そのため、汗をかく季節には特にお薦めの野菜です。