2023年7月号の『おとなの週末』でおにぎり特集を担当したライター菜々山、飯田、肥田木と編集武内。最近の傾向について、取材で感じたホカホカの情報をぎゅぎゅっとまとめました。どうぞ”ご賞味”あれ。 おにぎりならではの魅力と…
画像ギャラリー2023年7月号の『おとなの週末』でおにぎり特集を担当したライター菜々山、飯田、肥田木と編集武内。最近の傾向について、取材で感じたホカホカの情報をぎゅぎゅっとまとめました。どうぞ”ご賞味”あれ。
おにぎりならではの魅力とは?
菜「やっぱ日本人は米よ、米!昔、海外旅行から帰国後にそのまま大塚『ぼんご』へ直行して食べた時のおにぎりの味は今も忘れられない」
飯「わかる。特におにぎりってお茶碗で食べる普通のご飯より愛おしくて食べ進んじゃうと思わない?お米の炊き方にこだわるのは当然だけど、最高の引き立て役である塩と海苔の存在は改めて大きいと思った」
肥「米、塩、海苔の選択や考え方は各店でいろいろだったね。原稿にも書いたけど、握り方にも作り手の人柄が反映されていると思う」
武「それに手が大きい人が握るとおにぎりも大きくなりやすいみたい」
肥「あ、それあるかも。和田アキ子さんが作るおにぎりは大きいらしいし(笑)」
武「じゃ上品な手の僕が握るとおちょぼ口サイズ。グローブのような手の肥田木さんだと口裂け女サイズ」
肥「あのさあ、白魚のような指だねって言われたこともあるんですけど!(20年前は)」
武「そっか、デカいのは態度だけでした、ははっ」
菜「ぷっ、いいけどキミたちの寸劇で座談会のスペース割かないでくれる(笑)?ところでさっき日本人は米!と言ったけど、今回驚いたのは築地のお店で日本人の他に外国人観光客も超行列していたこと。世界的にみてもおにぎりは今人気なのかな?」
飯「うん、寿司と通じるところがあるのかもね。単純なようで奥が深い。取材ではお米の炊き方、蒸らし方、握り方でこうも変わるのかと感心することも多かった。それに”おにぎり”なんだけど、どの店もそんなに握ってない。聞けば『軽くまとめる程度』、『手に米の粒感を感じながら、あまり圧をかけない』という答えだったよ」
肥「最近の主流はいわゆる『ぼんご』系。でも私、田舎のおばあちゃんが作るような、ぎゅっと硬めに握ったやつも何か好きなんだよね~」
飯「それぞれの店で握り方も味わいも雰囲気にも個性があるから、自分好みを探すのも楽しいかもね」
武「変わりおにぎりの方もドライカレーやチキンライスなど多彩で、おにぎりの可能性はまだまだあるなと思いました。あ、そういえば多くの店が”型枠”を使って握ってましたが、それって形をまとめやすいという他に具材をご飯の真ん中に収めやすいメリットもあるそうです」
菜「焼きおにぎりもまた違う味わいがあったよ。周りカリッと中ホコホコ、香ばしさもあるから酒のつまみになって〆ようと思ってもまた飲んじゃう。そうだ、今から焼きおにぎりのある居酒屋で試してみる?」
飯「行く! で、もっとおにぎりのこと語ろ♪」
肥「こりゃ座談会も〆られんな(笑)」
文/肥田木奈々、撮影/谷内啓樹(田んぼとぶどう)、小澤晶子(東印度カリー商会 不動前総本店)、鵜澤昭彦(おひつ膳田んぼ、たけもと)
※2023年7月号発売時点の情報です。
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