約1ヶ月の調査の結果、ブームになるサンドイッチを見つけた『おとなの週末』編集部スタッフ。ライター・肥田木、菜々山、藤沢に、編集・戎がその実力を話します。 バランスよきサンドに愛を込めて 戎「サンドイッチってブームがありま…
画像ギャラリー約1ヶ月の調査の結果、ブームになるサンドイッチを見つけた『おとなの週末』編集部スタッフ。ライター・肥田木、菜々山、藤沢に、編集・戎がその実力を話します。
バランスよきサンドに愛を込めて
戎「サンドイッチってブームがありますよね。萌え断サンドに、厚焼き玉子サンド。そしてフルーツサンド。じゃあ、次は何が来るのか?ってなった時に本誌では、具材にこだわりありの“グルメサンド”、狭小店でサクッと買える“約6坪サンド”、そしてWBCに引っ掛けた世界各国の“WSC”の3本を提案します!」
肥「確かに具材がリッチなグルメサンド、増えたよね。特に最近はレストランで腕を磨いた料理人が始めるパターンも多いの。『3DEUX1(トロワドゥアン)』もその例で、なめこのフリットとかサンドイッチの具材としては意外過ぎるものもあって、こんなの初めて的な味わいに驚いた。あれはひとつの完成された料理だね」
菜「八幡山の『San ju san』もそう。フレンチのメインを丸ごとパンに挟んだイメージ。見た目のインパクトも抜群だしワインにも合う。サンドイッチ好きの奈々ちゃん(肥田木)にプレゼントしたくなったよ」
戎「『幸也』の国産天然本マグロのカツサンドにも度肝を抜かれましたけどね。刺身で食べたくなる身を揚げちゃう?って。でもフィッシュ系サンドはこれからもっと注目されそうなジャンルかも」
藤「置いてかないで!WSCの話も聞いてください」
菜&肥「ごめんごめん、忘れてた(笑)」
藤「あのですね、WSCにもさっき話に出ていたような、グルメ系サンドも多数あります。例えば仏代表の『Saint de gourmand(サンドグルマン)』も店主が元料理人でパテやレバームースが、完全にビストロで食べるクオリティだし、バゲットとの相性も完璧なのです!」
戎「あと、僕が面白いなって思ったのが、世界各国の個性あふれるパンですね」
藤「そうなんです!『LA PITA』のカンパーニュのピタパンはサワーな香りだったり、『Quebom!(キボン)』のブラジル式バゲットは程よい塩気でサクフワだったり。特にしっとり柔らか系のパンでシンプルな具材、そして甘じょっぱな味の『洪瑞珍』のような台湾サンドは日本人好みの味でまもなくブームの予感大です」
戎「あと『ポポー』のような古参もありますが、今回“約6坪サンド”と銘打ったスタンド式の狭小店もこれからもっと増えそう」
菜「こっちは普段使いの良さがあるよね。でも『おつきさま』 はしっとり系の自家製パンだし、『YOUTH』は和惣菜を挟んでいたり、手頃だけど個性と味が光る店を探すことができた」
肥「多くの店主が言っていたのは“全体の味のバランスが大事”ってこと。パンの種類や厚さ、具材の重ね方、その他モロモロを考え抜いて1品を完成させる。その想いを全身で受け止め、心して食べようと思ったの。あ、アツすぎる?愛してるもんで(笑)」
文/菜々山いく子、撮影/西崎進也(幸也)、小澤晶子(Saint de gourmand)、小島昇(3DEUX1、YOUTH)
※2023年7月号発売時点の情報です。
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