和食料理人はダシ汁で勝負 野菜の旨さを引き立てた”味噌なし”豚汁 東京・鍛冶町『豆福』

豚汁定食 900円 ランチの定食の魚は日替わりで4種類ほどから選べる。豚汁はもちろん、皮はパリッと中はしっとり焼かれた焼き魚を目当てに訪れるファンが多い。夜は日本全国から仕入れる鮮魚を使ったメニューが揃う居酒屋に

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・鍛冶町の和食店『豆福』です。 節系ダシの旨み溢れる透明な豚汁 豚汁には味噌を入れるものだと思っている人に、同店の豚汁を食べて欲しい…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・鍛冶町の和食店『豆福』です。

節系ダシの旨み溢れる透明な豚汁

豚汁には味噌を入れるものだと思っている人に、同店の豚汁を食べて欲しい。和食の料理人として経験豊富な店主が作る豚汁は、ダシ汁で勝負なのだ。すまし汁のような透明なお汁は厚削りのカツオ節のほか、サバ節、イワシ節で取ったダシが使われている。シンプルに味つけられているのにダシの味は力強く、温かいお汁の温度とともに旨みがじんわりと体に染み込んでいく。

豚汁定食 900円

『豆福』豚汁定食 900円 ランチの定食の魚は日替わりで4種類ほどから選べる。豚汁はもちろん、皮はパリッと中はしっとり焼かれた焼き魚を目当てに訪れるファンが多い。夜は日本全国から仕入れる鮮魚を使ったメニューが揃う居酒屋に

なぜダシのみの豚汁を?と店主に聞くと「野菜の味をより感じられる」からとのこと。その言葉通り、ほどよく食感を残すように煮込まれた野菜にダシが染み込み、本来の味を引き立てている。同店自慢の魚料理ともその味わいを邪魔せず相性良し。主役にも脇役にもなれる豚汁とはこのダシ豚汁のことだったのかも?

『豆福』

撮影/小澤晶子、取材/藤沢緑彩

※店舗情報は、画像ギャラリーでもご覧いただけます。

※2023年2月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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