「10月20日」。今日は何の日でしょう?
画像ギャラリー「10月20日」。今日は何の日でしょう?答えは「代々木公園開園日」!
ショッピングやパワースポット巡りに疲れたら
1967(昭和42)年10月20日、東京都渋谷区に「代々木公園」が開園しました。代々木公園の敷地面積は54ha(東京ドーム約11個分)で、東京都内で5番目の大きさ。年間を通してさまざまなイベントやフェスなどが行われており、東京近郊在住の人のみならず、全国からたくさんの人が訪れています。
明治時代には大日本帝国陸軍代々木練兵場、第二次世界大戦後には米軍の兵舎や住居などがある「ワシントンハイツ」がありましたが、1964年の東京オリンピックの際に「代々木選手村」として使用され、その後再整備されて現在の緑豊かな「代々木公園」になりました。広大な公園の中には、噴水広場・ケヤキ並木・バードサンクチュアリ・野外ステージ・ジョギングコース・サイクリングコース・ドッグランのほか、選手村だった名残でサッカー・ホッケー・ラグビーができる球技場など多目的に楽しめる環境が整っています。※施設のご利用詳細などについては東京都公園協会のHPでご確認ください。
昭和世代の筆者にとって、「代々木公園」から連想する光景は、ホコ天で踊っていた「竹の子族」の姿。ちなみに「竹の子族」とは、1980年代前半に原宿から代々木公園横の歩行者天国の路上で、ディスコサウンドに合わせ踊っていた「ツッパリ系」の若者たちのこと。竹の子族のラジカセからは、当時流行していた西ドイツ(当時)のグループ『アラベスク』やアイルランド出身のグループ『ノーランズ』などの女性グループによる親しみやすい曲の「キャンディ・ポップ」をはじめ、「Y.M.C.A.」などの大ヒット作で知られるアメリカのグループ『ヴィレッジ・ピープル』や西ドイツ(当時)のグループ『ジンギスカン』などのヒット曲が、街に流れました。
チームごとの派手な衣装に身を固め、同じ振り付けで盛り上がる竹の子族の中から、芸能界にスカウトされデビューしたタレントもいました。なんとも懐かしい。
「代々木公園」の周囲には、「明治神宮」、修学旅行生たちで賑わう「原宿竹下通り」、おしゃれな街並みが続く「表参道」が隣接しています。2026年に向けてJR原宿駅が大々的なリニューアル中だったり、2024年春には再開発中の表参道に新スポットが登場するなど、ますます賑わいを見せている代々木公園界隈。ショッピングや散策の途中で、都会のオアシス代々木公園にも立ち寄ってみてはいかがでしょう。