【厳選】遠出しても行きたい「絶景テラスカフェ」2軒《埼玉・千葉編》石窯パンや羽釜のご飯に癒される

鮮やかな緑に囲まれ、爽やかな風が吹き抜ける。あまりの気持ちよさに、大きく息を吸い込んだ。あぁ、空気がおいしい―。豊かな自然に心が満たされたらお腹も満たしたい。ランチ?スイーツ?選んだそれを口に含めば、感動のあまり思わず声が出る。あぁ、おいしい―。そんな五感で楽しめる埼玉・千葉の森カフェで癒しの時間を過ごしませんか。

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鮮やかな緑に囲まれ、爽やかな風が吹き抜ける。あまりの気持ちよさに、大きく息を吸い込んだ。あぁ、空気がおいしい―。豊かな自然に心が満たされたらお腹も満たしたい。ランチ?スイーツ?選んだそれを口に含めば、感動のあまり思わず声が出る。あぁ、おいしい―。そんな五感で楽しめる埼玉・千葉の森カフェで癒しの時間を過ごしませんか。

穏やかな高麗川の流れ、奥武蔵の山並みを眺めながら自家製石窯パンを味わう『カフェ&ベーカリー 日月堂(にちげつどう)』@埼玉県・日高市

埼玉県日高市内の清流、高麗川のほとりに佇む『カフェ&ベーカリー 日月堂』。どこか懐かしい木造家屋は、代表の上野雄志さんが伝統工法で家を造る棟梁の協力のもと、父や友人たちと完成させたものだ。

杉の巨木の柱、赤松の梁など里山の木々の温もりがある店内に続くのは森の中の「絶景テラス」。緑の木立の向こうには、穏やかな流れの小川、なだらかな奥武蔵の山並み。建物と自然のインスタレーションのような空間は、やさしく穏やかな空気が流れ、ゆっくり過ごすリピーターが多いのもうなずける。

『カフェ&ベーカリー 日月堂(にちげつどう)』テラス席。テーブルも上野さんのお手製

「新緑のころ、ヨーロッパの夏のように清々しい風景、春先、霧がかかった川面の眺めもおすすめです」と上野さん。

国産鳥ハーブチキンとモッツァレラチーズのサンドイッチプレート 1480円、みかんジュース 460円

『カフェ&ベーカリー 日月堂(にちげつどう)』(料理)国産鳥ハーブチキンとモッツァレラチーズのサンドイッチプレート 1480円、(ドリンク)みかんジュース 460円 国産鳥ハーブチキンとモッツアレラチーズのサンドイッチプレート。カンパーニュでローズマリー、タイムなどのハーブを使ったジューシーな自家製ローストチキンとチーズ、たっぷりの地場産野菜をサンド。バルサミコ酢のドレッシングが味に深みを添える

四季折々の風情を楽しみながら味わえるのは、石窯で焼き上げた天然酵母のパンを使ったサンドイッチやピザ。大地の恵みを感じるしっかりした味わいのカンパーニュ、ハーブが効いたチキンとたっぷり野菜が入ったサンドイッチをいただくと、身体の中まで緑の風が吹き抜けるようだ。

【food menu】
・日月堂コーヒー(アイス) 530円
・紅茶(アイス) 480円
・日月堂マフィン 380円
・ベークドチーズケーキ 480円
・国産鳥ハーブチキンとモッツァレラチーズのサンドイッチプレート 1480円
・みかんジュース 460円

『カフェ&ベーカリー 日月堂(にちげつどう)』お店は、500万本もの曼珠沙華が群生することで知られる「巾着田」の近くにある

[住所]埼玉県日高市高麗本郷729-1
[電話]042-981-6598
[営業時間]11時半~16時LO ※土・日・祝は~16時半LO
[休日]火・水
[交通]西武池袋線高麗駅から徒歩15分

大きな空、渡る風が気持ちいいテラスで心も身体も喜ぶランチを『Rice Terrace Cafe(ライステラスカフェ)』@千葉県・いすみ市

県道から小道を入っていくとぽっかりと広がる空間。草っ原があり、のんびり草を食むヤギが1匹いて、その向こうに見える古民家が『ライステラスカフェ』だ。空が広い。そして穏やかに通り抜けていく風がとても気持ちいい。

『Rice Terrace Cafe(ライステラスカフェ)』目の前には広い草っ原。木立に囲まれ、すぐ隣には無農薬の田んぼがある。畑から採れる野菜や庭の野草、すべてが料理の材料に。味噌や醤油の原材料、大豆や小麦も自家栽培だ。時間がゆっくりと流れ出す

母体となる「ブラウンズフィールド」のテーマをひとつ挙げるなら「ハッピーな循環生活」。スタッフは日々米や野菜を育て、調味料を手作りし、サステナブルな生活をしている。このカフェはその一端を誰でも共有できる場所とでも言おうか……。

眩しく光が溢れている外とは対照的に、木陰の気持ちよさを感じさせるテラス席。そこでいただくランチには、「できるだけ自分たちで育てたもの」が手作りの調味料で料理されて並ぶ。

ランチプレート 1650円

『Rice Terrace Cafe(ライステラスカフェ)』ランチプレート 1650円 本日は赤米×イセヒカリ。薪で炊かれた玄米が旨い。なるべく自前の畑で採れた旬の野菜をふんだんに使い、焼いたり、和えたり、マリネしたり……。調理法も工夫されていて楽しい。自家製の味噌にもほっこり。素材の味がナチュラルにじんわり伝わってくる

羽釜で炊いた天日干しのお米も旬の野菜も、乳製品を使わないデザートも、じわんと素朴においしくて身体がリセットされるようだ。のんびり癒される視界の向こう側には、ライステラスが実った穂を風に揺らしていた。

【food menu】
・本日のパフェ 880円
・醤油粕ザッハトルテ 660円 ※スイーツは週替り
・ランチプレート 1650円

『Rice Terrace Cafe(ライステラスカフェ)』ブドウ棚が日差しを遮り、風が抜けるのが気持ちいいテラス席。時間を忘れて長居したくなる

[住所]千葉県いすみ市岬町桑田1501-1
[電話]0470-87-4501
[営業時間]11時〜17時(16時半LO)
[休日]月・火・水・木(月が祝日の場合は営業)
[交通]JR外房線長者町駅からバス(平日のみ運行)県道桑田交差点停留所から徒歩20分(週末は長者町駅よりタクシーにて)

撮影/松田麻樹(日月堂)、浅沼ノア(Rice Terrace Cafe)、取材/池田陽子(日月堂)、池田一郎(Rice Terrace Cafe)

2024年10月号

※2024年10月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「【厳選】秋に食べたい東京のスイーツ5選!」では、覆面調査隊が旬の食材が堪能できる東京都内の選りすぐりのスイーツを実食レポートしています。

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