名古屋めし

名古屋エリア限定グルメ情報(25)エビ好き名古屋人が感涙! エビ料理専門店『花菖蒲』のエビづくしメニュー

名古屋めしの一つとして定着しているエビフライ。約30年前、タモリさんが「名古屋の人はエビフライをごちそうだと思っている」と、しかもご丁寧に「えびふりゃ~」と名古屋弁に変換して(笑)、いじったのがきっかけだった。それをチャンスと捉え、大きなエビフライを出す店が増えて名古屋名物として認知されたのである……。

画像ギャラリー

エビ好き名古屋人が感涙! エビ料理専門店『花菖蒲』のエビづくしメニュー

名古屋めしの一つとして定着しているエビフライ。
そのイメージが広がったのは、約30年前。
タモリさんが「名古屋の人はエビフライをごちそうだと思っている」と、テレビやラジオでさんざんイジリまくったのがきっかけだった。
しかも、ご丁寧に「えびふりゃ~」と名古屋弁に変換して(笑)。
それをチャンスと捉え、大きなエビフライを出す店が増えて、名古屋名物として認知されたのである。

実際、名古屋人は、エビフライをごちそうだとは思わないまでも、好きであることは間違いない。
正確に言えば、エビフライに限らず、エビ料理全般が好きなのだ。
ちなみに愛知県の県魚も車エビ。
三河湾産の車エビは東京の高級料亭や寿司店でも重宝されるほどの全国ブランドであり、名古屋とエビはもともと深い関係にあるのだ。

そんなエビ好き名古屋人のニーズにしっかりと応えているのが、名古屋市の隣町、あま市にあるエビ料理専門店『花菖蒲』だ。

「これまで料亭やホテルの日本料理店で働いてきましたが、なにかに特化したものを出そうと。
カニ料理は大手のチェーン店があるから、エビ料理にしました。
名古屋の人はエビが好きだし、エビは刺身にしたり、煮たり、焼いたりと調理法を選びませんからね」と、店主の松永聖道さん。

ディナーで人気なのは、活車エビの刺身や車エビの鉄板焼き、エビの天ぷらなど5種類のエビ料理が堪能できる「ぷりぷり海老コース」(3800円)。

コースのなかでも圧巻は、「車エビの塩焼き」。
15センチはある大ぶりな車エビに塩を振って焼いただけのシンプルなメニューだが、丁寧に焼き上げた身はしっとりとした食感。
噛むごとに広がる、ほのかで上品な旨みがたまらない。

「塩焼きには車海老、海老フライにはブラックタイガー、刺身にはボタン海老や甘エビ、唐揚げには赤車海老と、メニューごとに使い分けています。
調理法やエビの種類によって味の違いを楽しんでください」(松永さん)

「ぷりぷり海老コース」は、定番のエビ料理を組み合わせたものになるが、ココだけのオリジナルメニューもある。
それが、「石焼き丼」がメインの「石焼き丼コース」(昼1650円、夜1750円)だ。

「石焼き丼」は、熱々の石焼き鍋に、やや大きめのおにぎりと刺身用のホタテ貝柱を入れて、その上に生け簀で直前まで生きていた車エビをのせてある。
食べる際には、その上から、お吸い物よりもやや濃いめのだし汁をかける。

石焼きビビンバのように、よくかき混ぜる。
そしてハフハフ、フーフーしながら食す。
ご飯の一粒一粒に車エビとホタテの旨みと香りがしっかりと染み込んでいて、めちゃくちゃ旨い!
この「石焼き丼」のほか、刺身や天ぷら、小鉢、赤だし、香の物、デザートも付く。
エビは「腰が曲がるまで長生きできるように」と長寿を願う縁起物でもある。
祖父母や両親の誕生日や記念日にエビ三昧のコースをごちそうしてみてはいかがだろう?

花菖蒲
愛知県あま市下萱津坪井54
[TEL]052-414-7020
[営業時間]11時~14時、16時半~21時半(21時L.O.)
[定休日]月曜

永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

この記事のライター

関連記事

HD-2D版『ドラクエIII』発売記念! 『ローソンストア 100』とコラボ商品「スライムむしパン」や「勇者のおにぎり」が登場、レジからはレベルアップ音が流れる盛り上がりっぷり

カルフォルニア発のライフスタイルブランド「カバリーニ」社のウォールカレンダー「バードウォッチ」プレゼント!! 美麗なイラストに癒される逸品

大注目の映画『対外秘』のグッズを3名様にプレゼント!! 国会議員選挙に立候補し 国と国民に尽くそうとした男の復讐劇が見逃せない

【タイパ抜群】すぐにおいしい鍋が食べられるヤマキ『楽チン鍋』2種類を5名様に“プレゼント” 寒い季節にピッタリの逸品

おすすめ記事

東京、うまい町中華の「あんかけラーメン」ベスト3店…トロリ濃厚《表参道・森下・成城学園前》で覆面調査で発見

三河産大うなぎはパリッパリのふわふわ!『神楽坂 濱千』でうなぎの新感覚食体験が待っている!

【難読漢字】地名当て かの有名な物語の里

【11月22日】今日は何の日? 辛い!おいしい!美容にうれしい!

ビッグなソーセージをがぶり!【厳選】シャルキュトリーが自慢のビストロ4軒 

名古屋のコーヒーは量が多い!?コーヒー好き女優・美山加恋がモーニングでその真相を知る

最新刊

「おとなの週末」2024年12月号は11月15日発売!大特集は「町中華」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…