ナチュラルローソンで、この玄米おにぎりが発売されたとき、初めて「高機能玄米」というものがあることを知った。しかも高機能玄米協会というものまであり、このおにぎりには、同協会から認定されている「金のいぶき」という玄米専用の品種が使われている……。
高機能玄米 「金のいぶき」を使ったナチュラルローソンのおにぎり
ナチュラルローソンで、この玄米おにぎりが発売されたとき、初めて「高機能玄米」というものがあることを知った。
しかも高機能玄米協会というものまであり、このおにぎりには、同協会から認定されている「金のいぶき」という玄米専用の品種が使われている。
玄米といえば、このコラムでも何度も取り上げている「もち麦」や「雑穀米」と同じくGI値が60以下と低く、食後血糖値の上昇を低く抑えることができる。
その結果として糖質の吸収がおだやかになり、メタボ対策にもなるというわけだ。
逆に白米や食パンはGI値が80以上と高く、食後に血糖値が急上昇し、余分な糖質を脂肪として蓄えやすくなってしまう。
このコラムで、炭水化物は低GIな玄米や雑穀米を選んでほしいと繰り返すのはそのためだ。
さらに玄米は栄養価も高く、精製された白米では取り除かれてしまっている“胚芽”という部分に食物繊維やビタミン、ミネラルなど、多くの栄養素がギュッと詰まっている。
加えて「金のいぶき」は、その胚芽の大きさが通常の玄米の3倍もあり、栄養価も通常の玄米よりも高い高機能な玄米というわけだ。
そんな特別は玄米を使ったら値段も高くなるのかと思いきや、税込130円と普通のおにぎりと変わらない。
ただ、自分がよく行く店舗では入荷していない日もけっこうあるので、ひょっとしたら生産数が少ないのかもしれない。
大きい胚芽のプチプチ食感は好みが別れるが、栄養価が高く、昆布だしの風味もいい!
実際に食べてみると……、いや、食べる前にまず見た目からいくと、白米と比べて素朴な感じがするが、堂々とした存在感があるようにも感じる。
「金のいぶき」というネーミングは、この色合いからとったもので、炊きあがったご飯が金色に輝くことに由来するらしい。
炊いた白米を“銀シャリ”といったりするが、それに対しての“金”というわけだ。
以前、玄米や雑穀米を紹介したとき、自分は「炭水化物は茶色っぽいものがいい」と表現していたが、「白じゃなくて、金色がいい!」というのが正解だったのかも!?
でも英語だと玄米は“ブラウンライス”なんだよなぁ…。
それはさておき、食べてみると、昆布ベースのだしで炊きあげられていてるので風味がよく、金のきぶきの特徴である大きな胚芽によるぷちぷち食感が独特。
この食感は好みがわかれると思うが、白米にはない胚芽があるからだし、その胚芽があることによって栄養価が高く、ダイエットに欠かせない食物繊維などをより多く摂ることができるわけだ。
同じく、金のいぶきを使った焼おにぎりも発売されているが、どちらも温かいほうが昆布だしの風味が際立つので、レンジで温めてから食べるのがおすすめ。
そして大事なのは、ダイエットとはいえ、おにぎりだけでは栄養が片寄ってしまうので、肉や野菜もしっかり食べること!
そのあたりの栄養バランスが取れたおかずと、金のいぶきを組み合わせた弁当が発売されれば最高なんだけどなぁ……。
ナチュラルローソン
「玄米おにぎり(金のいぶき)」
税込130円
玄米おにぎりはコンビニでなかなか買えないので、
こういったものを継続販売してもらえるのはありがたい。
パッケージには
高機能玄米協会認定のマークもデザイン。
金のいぶきは、
2012年に品種登録が完了したばかりの
新しい品種なのだ。
この栄養成分表示では、
白米おにぎりとの差がわからないのが残念。
金のいぶきは、
白米の8倍近い食物繊維を含んでいるので、
そこはわかるように表示してほしかった。
ナチュラルローソン
「玄米焼おにぎり(金のいぶき)」
税込140円
昆布だしで炊きあげた玄米の風味にプラスして、
焦げた醤油の香ばしさも楽しめる。
玄米が苦手な人は、こちらのほうが食べやすいかも。
色合いはこんな感じ。
金色っぽいといわれれば、
そう見えなくもないかなぁ……。
自分は玄米や雑穀米が好きなので、
素朴な見た目もぷちぷち食感も大好きだ。
太田日向(おおたひなた)
食生活の8割がコンビニという40代独身オヤジ。標準体重12キロオーバーのメタボ体型から、約1年で14キロのダイエットに成功。太りにくい体にしようと、調子に乗って筋トレも開始。筋トレに効くコンビニ食も探している。
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