名古屋駅構内で全国各地のご当地ラーメンが楽しめる『名古屋驛麺通り』に、11月9日(金)、『ラーメン 海鳴(うなり)』がオープンした。 2009年に博多・清川で創業し、とんこつスープと魚介スープを融合した新しいカタチの博多ラーメン「魚介とんこつラーメン」で一世を風靡した名店中の名店である……。
画像ギャラリー名古屋駅構内『名古屋驛麺通り』に博多の名店『ラーメン 海鳴』がオープン! リニューアル2周年記念イベントも開催中!
名古屋駅構内で全国各地のご当地ラーメンが楽しめる『名古屋驛麺通り』。
この名物通りに11月9日(金)、『ラーメン 海鳴(うなり)』がオープンした。
2009年に博多・清川で創業し、とんこつスープと魚介スープを融合した新しいカタチの博多ラーメン「魚介とんこつラーメン」で一世を風靡した、名店中の名店である。
こちらが名物の「魚介とんこつラーメン」(780円)。
まろやかでクリーミーなとんこつスープは、ていねいに下処理を行った骨を20時間じっくりと炊き込み、まったりと旨みが凝縮したスープと、骨の髄を抽出したスープの2つを結合。
また魚介スープは、すべて手作業で頭と内臓を取り除いた2種類の煮干しがベース。
さらに羅臼昆布やカツオ節など3種類の節類を合わせて、和風出汁の引き方に近い手法で低温からていねいに旨みをとり出している。
こだわり抜いたとんこつと魚介、それぞれのスープを贅沢にも融合させてしまうのである。
そんなの、旨いに決まっている(笑)。
麺へのこだわりもハンパではない。
表面にもっちり感を、芯の部分には反発を持たせた中細麺を使用。
しっかりとスープに絡み、濃厚スープとのバランスは最高だ。
こちらは、とんこつにジェノベーゼソースを合わせた「ラーメンジェノバ」(820円)。
洋風なのにとんこつの美味しさを堪能できる、『ラーメン 海鳴』の真骨頂ともいうべきとんこつラーメンの進化系。
ほかにも食べやすく幅広い世代に好評の「とんこつラーメン」(720円)も用意している。
行列は覚悟せねばならないが、それだけの価値はあると断言する。
『ラーメン 海鳴』のオープンと、『名古屋驛麺通り』のリニューアルオープン2周年を記念して、全7店舗で12月21日(金)まで「驚き・発見!」をテーマにした限定ラーメンを用意。
それぞれの店長が、ラーメン職人としての豊富な知恵と技術から生み出されたものばかり。
『名古屋らーめん なご家』では「つるっとマーボ麺」(1080円)を用意。
丼一面を覆っているのは豆腐。
その上のマーブル模様は、八丁味噌のソース。
まるでラテアートならぬ、ラーメンアート(笑)。
豆腐の下には豆乳を練り込んだヘルシーな麺と青山椒と花山椒をきかせたシビレ系のスープ。
SNS映え間違いなし?
ガッツリ系の限定ラーメンを出すのは『東京らーめん いな世』。
背脂こってり、ニンニクのパンチをきかせた「すごモツらーめん」(950円)がそれだ。
しょう油ベースのコクのあるスープに全粒粉を使った平打ち麺、その上に400グラムのモヤシがてんこ盛り。
食べ応えも十分だ。
満月の夜に降り積もった雪をイメージした、風情を感じる「あったか 淡雪まぜ麺」(900円)を出すのは、『喜多方らーめん 蔵まち』。
雪の正体はメレンゲで、その下には甘辛く味付けした豚バラのスライスとキャベツ、玉ねぎが埋もれている。
タレや具材がよく絡む平打ち縮れ麺も◎。
『函館らーめん 醐りょう』では、栄養素をバランス良く配合したオリジナルの海藻翡翠麺を使った塩らーめん「礒香るらーめん」(950円)を提供。
別添のスープをかけると、わかめとあおさ、のりが磯の香りを運んでくる。
トッピングされた3種類のチャーシューも美味しい。
こちらは、『札幌らーめん ほくと亭』の「紅白エビつけ麺」(950円)。
エビ粉を練り込んだ、味わい深い赤と白の平打ち麺を使用。
店自慢のみそスープをベースにエビ粉をくわえたつけ汁には、エビ団子とたっぷりの桜エビ。
エビの旨みを存分に堪能できる一杯だ。
名古屋驛麺通りには、福岡発祥の『一風堂』も。
限定ラーメンは、一風堂自慢のとんこつスープをベースに、甘辛いタレで煮込んだ豚肉を豪快にトッピングした「博多 肉そば」(790円)。
この1杯でスタミナをつけて、日々の活力を。
そんな思いを込めた“肉食系ラーメン”だ。
そして、前出の『ラーメン 海鳴』では、博多らしいメニューを用意。
その名も「ラーメンDX辛子明太子」(1200円)。
辛子明太子の調味液をベースに、店自慢の魚介スープ等を独自に配合。
押し寄せるうま味と辛みを堪能できる一杯だ。
まさに「驚き・発見」のラーメンの数々。
名古屋駅構内とアクセスも抜群なので、旅行や出張で名古屋を訪れた際にはぜひ!
[住所]愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 名古屋うまいもん通り
[営業時間]11時~22時(21時半L.O.)
[定休日]無休■名古屋驛麺通り
[住所]愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 名古屋うまいもん通り
[営業時間]11時~22時(21時半L.O.)
[定休日]無休
永谷正樹(ながや・まさき)
1969年生まれのアラフィフライター兼カメラマン。名古屋めしをこよなく愛し、『おとなの週末』をはじめとする全国誌に発信。名古屋めしの専門家としてテレビ出演や講演会もこなす。
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