吉祥寺食パトロール

吉祥寺グルメ情報_吉祥寺で“もー、やってらんない自分”を甘やかす飯~肉編、の件/おっさん女子の吉祥寺パトロール(118)

以前、「もー、やってらんない」という自分を徹底的に甘やかす飯(魚編)をこの連載で紹介しましたが、今回は肉編です。 吉祥寺の肉ランチですが、高級系はいくつかあります。でも今回は、今回は2000円以内のやってらんない時の肉ランチをご紹介ね!

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吉祥寺で“もー、やってらんない自分”を甘やかす飯~肉編、の件

「もー、やってらんない」という自分を徹底的に甘やかす飯(魚編)を連載114回で紹介しましたが、今回は肉編です。
吉祥寺の肉ランチですが、高級系はいくつかあります。
たとえば七井通りをちょっと入ったところの『M』という高級和食屋のランチは、伊万里牛を使っていて、一番安い伊万里牛特製カレーが1500円オーバー。
その他の肉メニューは2500円でちょっとおつりがくる設定です。
こういう店は、やってらんない気持ちを収めるためではなく、贅沢しちゃうよ! という積極的な気持ちで食べたほうがいいような気がします。
ちなみに私はランチで2000円+税を超えると、さらにやってらんない気持ちが加速することに気づいたので、今回は2000円以内の“やってらんない時の肉ランチ”をご紹介だ!

イラスト/小豆だるま

1軒目は、終日定食が食べられるチェーン系牛タンの店『R』

まずチェーン店ですが、アトレ吉祥寺に入っている牛タンの店『R』。
ここの牛タン系定食は、牛タンの量に応じて値段設定が変わるのですが、最低線が1600円オーバーという、微妙な価格設定です。
この微妙な価格設定が、やってらんないランチに最適!
ある日のやってらんないおっさん女子は、麦飯大盛り無料の日だったので、うっかり大盛にしたら、すさまじい量が来たので、とろろを追加トッピングして、無理やり食べるという暴挙に出ました。
お会計が2000円弱くらいだったけど、とても満足度が高かったので、おっさん女子的やってらんない飯に認定。
あと、別のある日の私は、やってらんない系の打合せが長引き、お昼をくいっぱぐれてしまい、午後4時半という微妙な時間に食べたのですが、そのやってらんない感を牛タン定食に救われました。
終日定食が食べられるのもポイントが高いです。

吉祥寺の混雑から逃れ、平和な三鷹駅北口にある『和みハンバーグダイニングK』を狙え!

しかし“もー、やってらんない気持ち”を、さらに悪化させるのが、吉祥寺の混雑&ランチ難民である……。
店に入れない、この俺様の気持ちが収まらない……!
そんなとき、賢いおっさん女子は、三鷹に避難だ!
三鷹は平和だよ……。
その肉避難所は、三鷹駅北口にある『和みハンバーグダイニングK』である。
もより駅は三鷹だが、住所は武蔵野市なので、ギリで吉祥寺扱いでよろしく……。
この店、かなりの高級和食店で修業した板前さんがやってるんだけど、なぜか昼はハンバーグ屋なんだよね……。
ちなみにランチハンバーグは、180g、280g、380gと選べて(価格はそれぞれ異なります)、小鉢が5~6種類。
さらに、生野菜サラダ付き&ハンバーグの付け合わせもジャガイモ、さやえんどうなど季節の野菜がたっぷり。
ハンバーグはとっても肉々しくって、ソースも、ガーリック、オニオン、BBQバター醤油などからチョイス可能。
ごはん&スープのおかわりOK!
しかも、自分で炊飯器から盛ります(笑)。
だから盛り放題……。
それで、なんとハンバーグ180gの場合、1000円+税ですよ!
ちなみに小鉢が、思いっきり酒のツマミっぽいのは、夜がざっくばらんな和食屋っぽいからだと推測。
あん肝とか出てきます……。
ハンバーグは、どのソースを選んでもニュアンスが和風で美味しいです。
あと、ランチになぜか沖縄ソバとか?
カレーがあったりして、コンセプトがよくわかりません(苦笑)。
私の行ったある日は、ハンバーグに立派な伊勢海老がついたランチメニューがありました……。
これは、仕入れの失敗なのか?
あるいは成功なのかわかりません……(笑)。
原価計算ちゃんとやっとるのか……?
こんなふうにツッコミどころが満載だが、結論としてとっても美味しい……。
料理が出てくる間、心の中でこの店にいろいろツッコんでいると、やってらんない気持ちがどんどん薄れてくるという……(笑)。
まさかのツッコミ・マジック!
『和みハンバーグダイニングK』は、私のオアシスです!
やってらんない飯、肉編はいかがでしたか?
次はスイーツ編だ(予告……たぶん)。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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