【0.5℃の塩水で低温熟成】入り口の水槽でたゆたう豚肉の塊が目を引く『ナンマンゴギ』!! 炭火の上で炙った豚バラ肉は噛むほどに脂の甘みがほとばしる

厚切サムギョプサル 1738円 スタッフが余分な脂を 落としつつ丁寧に火入れしてカットしてくれる。まずは塩とワサビでシンプルに熟成豚肉の味わいを堪能したい

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・新大久保の韓国料理店『ナンマンゴギ』です。 進化する熟成肉で、初体験のサムギョプサル! 店の入り口で不思議な光景に出合った。水槽に…

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・新大久保の韓国料理店『ナンマンゴギ』です。

進化する熟成肉で、初体験のサムギョプサル!

店の入り口で不思議な光景に出合った。水槽にたゆたうのは魚ではなく大きな豚の塊肉。奇をてらったディスプレイかと思いきや、常時0.5℃に保たれた塩水の中で、凍らせずにゆっくりと低温熟成させる独自の手法なのだとか。

炭火の上で香ばしく炙った豚バラ肉はすっと歯が入る柔らかな口当たりで、噛むほどにすっきりとした甘みの脂がほとばしる。同じく低温熟成させた肩ロースはコクも風味も増している。

厚切サムギョプサル 1738円

『ナンマンゴギ』厚切サムギョプサル 1738円 スタッフが余分な脂を落としつつ丁寧に火入れしてカットしてくれる。まずは塩とワサビでシンプルに熟成豚肉の味わいを堪能したい

「最初はぜひ塩とワサビだけで食べてみて!」とスタッフに勧められた理由も納得だ。さらに焼くほどに旨みが増す熟成キムチに、サンチュやエゴマの葉、甘酸っぱい大根の漬物なんかと一緒に食べれば、みずみずしい野菜の食感や複雑味も加わって、ヘビー級の塊肉も軽やかに平げてしまう。

新大久保にサムギョプサルを出す店はいくつもあるけれど、食いしん坊な大人の舌を満足させてくれる、間違いなしの1軒だ。

『ナンマンゴギ』

東京・新大久保『ナンマンゴギ』

[住所]東京都新宿区百人町1-1-22
[電話]03-6457-3092
[営業時間]11時〜23時(22時LO)
[休日]無休
[交通]JR山手線新大久保駅から徒歩6分

おとなの週末2024年3月号は「サクッと“とん活”」

2024年3月号

撮影/鵜澤昭彦、文/菜々山いく子
※2023年9月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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