お餅の食感・香りに豆と餡が合わさり最高の味になる バクっ、モグモグモグ おいしいーー! やっぱり『浅田家』さんの豆大福は最高です! 塩気が穏やかで、豆は豆らしく、つぶ餡はつぶ餡らしく、素朴で懐かしい味に溢れています。 そ…
画像ギャラリースイーツ好き女優・大野いとさんオススメの“おかし”に合うコーヒーを、コーヒー好き女優・美山加恋さんがレコメンドし、フードペアリングする連載「おかしなコーヒーのハーモニー」。大野さん登場回、ついに第10回目です! 今回は豆大福のお話。東京三大豆大福ではない、東京・赤坂の老舗和菓子店のものです。
130年の歴史ある和菓子店の豆大福
あー食べたい、食べたい、どうしても豆大福が食べたい!
はい、ということで今回は豆大福です。
大福餅が生まれたのは江戸時代の江戸の町。なので東京では大福が昔から人気で、大福が名物の和菓子店が多いのです。
文京区音羽の『群林堂』、港区高輪の『松島屋』、渋谷区原宿の『瑞穗』が東京三大豆大福として有名ですが、おいしいお店はまだまだあるんです。
私がご紹介するのは130年の歴史がある老舗和菓子店、港区赤坂にある『浅田家』さんです。お店は店頭販売だけなので小さいのですが『浅田家』の看板と豆大福の大きなのぼりに風情があって、歴史を感じさせます。
豆大福の他に草餅もおいしいですよ。人気店なので昼過ぎには全部売り切れてしまうこともあるので午前中に行くのがおすすめです。
ちょっと大きめの豆大福は、赤えんどう豆が等間隔でお餅からひょっこり顔をのぞかせていて何とも可愛いげがあります。
それではいただきます。
お餅の食感・香りに豆と餡が合わさり最高の味になる
バクっ、モグモグモグ
おいしいーー!
やっぱり『浅田家』さんの豆大福は最高です!
塩気が穏やかで、豆は豆らしく、つぶ餡はつぶ餡らしく、素朴で懐かしい味に溢れています。
そして何といっても、しっかりとした食感のお餅に存在感があってとってもおいしいんです。
他のお店ではよく大福どうしがくっつかないように、まわりに片栗粉や米粉を振っていますが、『浅田家』さんのはそれがほとんどなく、お餅の香りがふわっと立って味も濃いのです。
このお餅だからこそ、それぞれ上質だけど主張の強い赤えんどう豆とつぶ餡がうまくまとまり、さらにおいしく引き上げられているんですね。130年愛され続けてきた味、お見事です!
江戸時代に生まれた豆大福ですが、もしかしたらその時の味に一番近いのが浅田家さんの豆大福かもって思っています。
もちろん江戸時代の豆大福を食べたことがないので勝手な想像ですが、でもみなさんも食べたらきっと私の言ってることをわかっていただけると思います。日本人の心と記憶に染み入るほんわか幸せの味、それが浅田屋さんの豆大福。ぜひ召し上がってみてください。
『浅田家』さんの豆大福は、昔ながらの小豆の香りの立った甘いあんこなので、コーヒーにもよく合うんじゃないかな。さて、加恋ちゃんがどんなコーヒーを選んでくれるのか楽しみにしています!
■『浅田家』
[住所]東京都港区赤坂2-10-4
[電話番号]03-3583-3445
[営業時間]9時〜16時
[休み]土・日・祝
[交通]地下鉄銀座線ほか溜池山王駅9番出口から徒歩2分
●大野いと(おおのいと)/1995年7月2日生まれ、福岡県出身。2011年に映画『高校デビュー』で女優デビュー。『あまちゃん』をはじめ、映画、ドラマ、舞台で活躍。配信ドラマ『放課後ていぼう日誌』(Lemimo)に出演中。
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