「ざわ‥ざわ‥」が響く館内に「映え」スポット多数の『大カイジ展』!! 「鉄骨渡り」や「焼き土下座」の先に待ち構える「沼」が最高すぎる!!

大カイジ展の「利根川幸雄」

SNSやブログなどで多くのファンが話題にしているのが、東京ドームシティのGalleryAaMo(ギャラリーアーモ)で、2024年3月16日(土)~5月12日(日)の期間開催されている『逆境回顧録大カイジ展』だ。アニメ化も果たしている人気の「カイジ」シリーズの名場面を振り返る展示だが、写真映えする「鉄骨渡り」や「焼き土下座」などに加えて、原作者の福本伸行先生の原画展示や、ここでしか買えないグッズの販売など、想像以上に内容盛りだくさんなのである!!

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SNSやブログなどで多くのファンが話題にしているのが、東京ドームシティのGalleryAaMo(ギャラリーアーモ)で、2024年3月16日(土)~5月12日(日)の期間開催されている『逆境回顧録大カイジ展』だ。アニメ化も果たしている人気の「カイジ」シリーズの名場面を振り返る展示だが、写真映えする「鉄骨渡り」や「焼き土下座」などに加えて、原作者の福本伸行先生の原画展示や、ここでしか買えないグッズの販売など、想像以上に内容盛りだくさんなのである!!

『逆境回顧録大カイジ展』の会場に響く「本物」の声!!

カイジの1シーン「鉄骨渡り」だが、実際に鉄骨に立って写真の撮影が可能だ(C) 福本伸行/講談社

※配信先ではイベント展示内容やグッズが表示されないので、ぜひ画像ギャラリーをご覧ください

「博打漫画」というジャンルがある。特に「麻雀」を題材にしたものが多いが、それ以外にも競馬やポーカーなど、ありとあらゆるギャンブルが題材とした作品がある。そんな中で、命がけのギャンブルで金を得るという展開で大きな人気を誇っているのが「カイジ」シリーズだ。

そんなカイジの名場面を追体験できる「激アツ」なイベントが、 東京ドームシティのGalleryAaMo(ギャラリーアーモ)で開催中の『逆境回顧録大カイジ展』なのである!! 2024年3月16日(土)にスタートし、会期は5月12日(日)までということで、すでに降り返し地点ではあるが、「面白すぎる」という評判を聞いて取材を申し込んだ。

イベントは、最初の入場からはじまる。入り口で「チンチロリン」に挑戦するのだ。そしてその出た目に応じて地下労働施設内の通貨「ペリカ」がもらえる!! これを集めると貴重なアイテムと交換できるため、ペリカ集めのためのリピーターも多いという。まさにカイジの世界だ。

ギャンブルに負けたものたちが閉じ込められる「敗者の部屋」(C) 福本伸行/講談社

館内に入るとカイジの敵役の一人「利根川幸雄」が出迎えてくれる。ギャンブルを裏で操る「帝愛」グループの幹部であり、ギャンブル船「エスポワール」を仕切り、さらには参加者たちを「鉄骨渡り」に追い込んだキャラクターだ。

そして聞こえてくる「声」「声」「声」!! 各展示コーナーでは登場人物たちがそのシーンのセリフを語りかけてくるのだが、実際の声優・役者たちが、このイベントのために収録した会場限定撮り下ろしボイスとなっているのだ。

萩原聖人さん(カイジ役)、森川智之さん(利根川幸雄役)、立木文彦さん(ナレーション)と実に豪華なキャスト陣が復活。ウエルカムボイスをはじめ、利根川によるエスポワール号での演説や、各フォトスポットでのギャンブル紹介ナレーションなど、聞いているだけで燃えてくる。

また、アニメ化されていない「賭博堕天録カイジ」の「17歩」のエピソードで、カイジが11回連続「ロン」と叫び続ける圧巻のシーンまで楽しめる!!

「焼き土下座」など撮影スポットは豊富!! 一部動画撮影も可能

カイジに負けた利根川が行った「焼き土下座」(C) 福本伸行/講談社

館内は静止画の撮影が自由で、その目玉の一つが作品屈指の名シーンを再現し、体験できる展示の数々だ。「鉄骨渡り」や「焼き土下座」のほか、限定じゃんけんの敗者が収容される「敗者の部屋」、カイジのロン牌を麻雀卓上に再現した「17歩」、さらには「愛よりも剣」や「友情確認ゲーム」などたっぷり用意されている。

鉄板には水蒸気が噴き出す仕掛けがあり、焼ける様をいい感じに再現してくれる (C) 福本伸行/講談社

しかも作りがとても細かいのだ。焼き土下座の展示など、水蒸気が噴き出す仕掛けが施されていて、額と両掌から煙が出ているように見えるなど、撮れ高がとんでもない!! 

「友情確認ゲーム」は後ろに2人の仲間がいるシートに座り、実際に押せるボタンに手を添えて作品を追体験できる (C) 福本伸行/講談社

実際に乗ったり、座ったりする展示だけに作りはしっかりしたもので、細部まで作りこまれている。「友情確認ゲーム」の展示は、漫画中のイラストを上手に組み合わせ、後ろに2人の仲間がいる状況を表現している。シートには実際に押せるボタンがあり、これに手を添えれば作品の世界に入り込める。

「17歩」より全自動麻雀卓。いかさまの麻雀牌も混じった卓上は、ラストシーンの手牌となっている。思わる「ロン」を連呼 (C) 福本伸行/講談社

カイジが「ロン」を連呼する様を思い出すだけで胸熱になる「17歩」の全自動麻雀卓などは、手牌に加えてヤマの中の牌の仕掛けまで再現。製作陣の作品への愛が凄すぎる。

カイジに登場する超絶パチンコ台「沼」。盤面中央には、一定の確率で球が落ちるクルーンが3段設置されるなど、物語の世界を完全再現している。1時間あたり2回のあたり演出は見逃せない (C) 福本伸行/講談社

作品中でも屈指のギャンブルが、超絶パチンコ「沼」だ。きわめて低い確率のあたりを取れば莫大な賞金を得られる「等価交換台」なのだが、パチンコ玉が1個4000円という設定。この作品世界を再現した「沼」と一部のオブジェはクラウドファンディングで製作費用を集めたという。

沼の製作費は300万円!! これにカイジと一条聖也の等身大オブジェの制作費を合わせた金額の650万円を目標金額に定めたのだが、なんとクラファン開始の翌日には達成していたというから驚きだ最終的な支援金額は驚きの1172万6100円!! どんだけカイジファンは作品を愛しているんだ。

なおこの沼の制作には、設計から1年かかっているという力の入れよう。ファンならばわかる「3段クルーン」の作りこみが素晴らしいので、ぜひ実物を確認してもらいたい。

福本伸行先生の貴重な原画は必見!!

貴重なカイジの原画も展示されている。キャラクターたちの表情や先生独自の演出が生で見られる (C) 福本伸行/講談社

福本ファンにとってめちゃくちゃうれしいのが、貴重なカイジの原画だ。先生ならではの力強いキャラクターたちの表情や同時の緊迫した演出を間近で見られるのだ。しかも当初は原画の撮影は禁止だったのだが、展示会を見に来た先生の計らいで、撮影オッケーになったというのがスゴイ!!

この貴重なチャンスは見逃せないぞ!!

イケメンなライバルキャラクターの一条聖也。沼のある裏カジノの店長この2体の制作費はクラファンで集めた (C) 福本伸行/講談社

会場内には、女性人気の高いイケメンライバルキャラクターの一条聖也とカイジの像も展示されている。シャープな表情が忠実に再現されているから素晴らしい。展示物の一つ一つにこだわりが感じられた。

会場でしか買えない貴重なグッズが見逃せない!!

Tシャツなどアパレルグッズも豊富に用意される。「ざわざわ折り畳み傘」があれば、どこでもカイジが再現できる(笑)(C) 福本伸行/講談社

展示のボリュームに負けていないのが、展示会場でしか購入できない「カイジグッズ」の数々だ。人気抜群の「沼」Tシャツをはじめ、アパレルは恐ろしいほどの充実度だ。絵柄も実に多彩で、くすっと笑ってしまうようなパロディ絵柄も用意されている。またパーカーなどの長袖も選べる。

ついつい買ってしまうのが手ごろな価格の「アクリルチャーム」や「アクリルスタンド」、「カイジ缶バッジ」だろう。ランダムで様々な絵柄が用意される。

ついつい買いたくなる「アクリルチャーム」、「アクリルスタンド」、「カイジ缶バッジ」。中身については開けてのお楽しみ (C) 福本伸行/講談社

人気が高いのは、「限定じゃんけんカード」、「ビールジョッキ」、「湯呑み」、「一日外出券パスケース」とのこと。単純にグッズというだけでなく、作品世界に登場するアイテムが手に入るのだからこの機会に手に入れておきたい。

ファンならば、この「1日外出券」の意味はいやというほどわかるはず (C) 福本伸行/講談社

東京ドームシティ内にある「ジオキッチン」「青龍門」「マリオンクレープ」では、「カイジ」シリーズやスピンオフ「1日外出録ハンチョウ」、「上京生活録イチジョウ」にちなんだスペシャルメニューが販売されている。あの「焼き鳥とビール」は食べたいよね!!

あまりに多すぎて紹介しきれないので、公式ホームページで下見してからイベントに行くのがおすすめだ。

■『逆境回顧録大カイジ展』開催概要

東京ドームシティGalleryAaMo(ギャラリーアーモ)(C) 福本伸行/講談社

期間:2024年3月16日(土)~5月12日(日)【58日間】
時間:11:00~19:00/最終入館は閉館の30分前まで
場所:東京ドームシティGalleryAaMo(ギャラリーアーモ)
料金:一般(大学生以上)1,900円、中・高校生1,700円(税込)
※チケットをお持ちの18歳以上の保護者1名につき、同伴の小学生以下1名まで無料/※再入場不可

主催:逆境回顧録大カイジ展実行委員会
協力:ヤングマガジン
※会期・内容は変更になる場合がございます。最新の状況は、公式サイトをご確認ください。

チケットは下記の展覧会公式サイトで購入可能です。

リンク先: 展覧会公式サイト

リンク先:展覧会公式X(旧ツイッター)

文・写真/おとなの週末Web:深田啓介
協力/墓場の画廊:友田絢子
(C) 福本伸行/講談社

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