追加のスープは「好きなだけ」!『bistro simba』はフランス仕込みの「ブイヤベース」が絶品

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・新富町のビストロ『bistro simba(ビストロシンバ)』です。

画像ギャラリー

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・新富町のビストロ『bistro simba(ビストロシンバ)』です。

フランス修業時代の思い出の味を熱々のココットで

大きなエビがドンと乗ったブイヤベースと共に、湯気を上げるココットが運ばれてくる。中身は追加のスープで「お好きなだけかけて」と太っ腹。

「料理は完成した瞬間が一番おいしい。とにかく早くテーブルへ届けたい」と菊地さんは目を輝かせる。菊地さんが最初に修業した先の南仏マルセイユはブイヤベースが名物。だから一層思い入れも深いという。

ここでは甘エビやオマールエビなどを惜しげもなく投入し、エビの香りを際立たせる。厨房を出た瞬間から魅惑の香りが食欲をかきたてるのだ。

シンバ特製ブイヤベース 2500円(1名分)

『bistro simba(ビストロシンバ)』シンバ特製ブイヤベース 2500円(1名分) 菊地さんが目指すのは“香りのある料理”。エビの香りをまとったブイヤベースはまさにそのものだ。エビの殻なども使うことで、食材を無駄にしないという気持ちをスープ作りに生かしている

実はこれ、修業先の名店『シェ・ミッシェル』でたまたま生まれたという。「余ったビスクを加えたらすごくおいしくなっちゃって」(笑)。それをさらにブラッシュアップさせたのだ。

こんなに食べられないヨと思っても、パンを浸すともう手が止まらん。たとえお腹一杯でも食べてしまう罪な味だ。

『bistro simba(ビストロシンバ)』

新富町『bistro simba(ビストロシンバ)』

[住所]東京都中央区銀座1-27-8
[電話]03-6264-4218
[営業時間]17時半~24時(23時LO)、日15時~21時最終入店
[休日]月、火
[交通]地下鉄有楽町線新富町駅2番出口から徒歩6分

おとなの週末2024年8月号は「日本の夏、うなぎの夏」

おとなの週末2024年8月号

撮影/貝塚隆、取材/岡本ジュン
※2024年3月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

画像ギャラリー

関連キーワード

この記事のライター

関連記事

仏巨匠ピエール・ガニェール氏に師事も、メニューは伝統的なものばかり…『ビストロ ル ケイク』の味は田舎町のビストロの思い出

「次の主役は魚!」と築地でオープン 『Bistro Masa(ビストロマサ) 築地』はフレンチには珍しい食材の料理も好評!

3キロが500グラムになるまで玉ねぎを炒める 『ビストロ バー ア ヴァン コダマ』の「オニオングラタンスープ」はフランス人も唸る味

東京駅のこだわりオムライス店『ビストロ CLEANTE TOKYO』 名物「オムライス」はラインナップ豊富でファミリーにもおすすめ

おすすめ記事

醸造のプロ「杜氏」は酒をどう飲む?群馬『柳澤酒造株式会社』編「ソウルフードと飲みたい酒を飲むのが最高の晩酌」

食ドライブに欠かせない「運転免許」更新が予約制に変更!? でも70歳以上は「予約不要」ってなぜ?

見た目も乗り味もアメリカンマッスル!! 三菱スタリオンは三菱スポーツ4WDの元祖

オバマ元大統領ももてなした!名店『銀座久兵衛』出身大将の「革新的な王道」の寿司 まさかの「クリームコロッケ」!この値段でこの内容!?の衝撃【実食レポート】

【難読漢字】食べ物クイズ 凸があります

蒲焼の味わいを“神再現”!埼玉県庁も協力「じゃがりこ うなぎの蒲焼味」が数量限定発売 「ラブ地元」シリーズ第2弾 秋もうなぎだ!

最新刊

「おとなの週末」2024年10月号は9月13日発売!大特集は「ちょうどいい和の店」

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。9月13日発売の10月号は「ちょうどいい和の店…