おとなのちょい飲み!【厳選2軒】路地裏が楽しい「神楽坂」で小粋に酔う

休日のおでかけの醍醐味は昼から一杯飲むこと。明るいうちに飲むお酒ってなんとおいしいことでしょう。もちろん、神楽坂でも楽しめます。しかも、路地裏で。今回は2024年オープンの新店2軒をライター菜々山が巡ってきました。

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休日のおでかけの醍醐味は昼から一杯飲むこと。明るいうちに飲むお酒ってなんとおいしいことでしょう。もちろん、東京・神楽坂でも楽しめます。しかも、路地裏で。今回は2024年オープンの新店2軒をライター菜々山が巡ってきました。

花街の粋を残す石畳

花街の粋を残す神楽坂には、平日でも昼飲みできるスポットがちらほらある。それに石畳の小道を歩いていると、都心なのに観光地に来たかのような風情があってなぜだか1杯やりたくなるんだよなあ。ってことで、今年オープンしたばかりの最旬の昼飲みスポットを巡ってきました。

まずは『ミセス ジャックドール』。こちらは同じく神楽坂にある人気店『ミセスキングスマン』が立ち上げたクレープの専門店だ。クレープって言っても原宿にあるような若者向けの店とは趣きが全く違う。

例えば食事系の「鴨とフォアグラ」は、イチゴのフレッシュな甘酸っぱさをアクセントにしたフレンチのひと皿のような出来映えで、これをソフトドリンクで食べるなんて酷ってもの。

『Mrs.JACKDOLL(ミセスジャックドール)』焦がしクレームブリュレ 1180円、鴨とフォアグラ 1800円

『Mrs.JACKDOLL(ミセスジャックドール)』(右)焦がしクレームブリュレ 1180円、(左)鴨とフォアグラ 1800円

アルコールの揃えも変化球を効かせていて、置いているのは茶葉のフレーバーを移したジン・ウォッカ・ウイスキーなどハードリカーのソーダ割りがメイン。そんな中から選んだ「ホウジチャラム」は炭酸の泡で弾けて膨らむ香ばしさが食事系にもスイーツ系のクレープにもいい具合にマッチ。

通りに面した1テーブルだけあるテラス席は今の時期、特に気持ちよく飲めますぞ。

香港から日本初出店のオーセンティックバーへ!

そしてもう1軒は香港に本店を構え、日本初出店のオーセンティックバー『ミズナラ イン トーキョー』だ。

“お忍びで遊びに来た人を後ろからつけても、横の筋に入られると見失う”ってことから名付けられたとされる「かくれんぼ横丁」の料亭跡地に2024年6月にオープンしたばかりで、営業時間は14時から。

『かくれんぼ横丁』

ジントニックなんかの軽いものから始めて、2杯目に選んだのはシグネチャーカクテル「香梅」だ。

『MIZUNARA:In Tokyo(ミズナラ イン トーキョー)』香梅 2200円

『MIZUNARA:In Tokyo(ミズナラ イン トーキョー)』香梅 2200円

甘酸っぱさの中にもどこか、しっとりとした和のテイストがあって、神楽坂って街の風情に似合う味わい。

それにしても昼間のバーって初めてかも。店はガラス張りの大きな窓が開放的で、日差しもたっぷり注いでくる。夜の艶っぽい雰囲気もいいけど、明るい時間から飲む上質なカクテルはこれまた格別だ。

この2軒のオープンで、神楽坂はますます昼飲みの楽しみが増えた感じ。どちらも石畳の風情あるエリアに構えているので、店に向かうアプローチからわくわくするはず。ぜひ今度の休日にお試しを。

大人もハマる贅沢クレープ『Mrs.JACKDOLL(ミセスジャックドール)』

コンセプトは“大人のクレープ専門店”。「焦がしクレームブリュレ」(1180円)や「鴨とフォアグラ」(1800円)のようなプレミアムな味も。生地は米粉をベースに洋酒や砕いたナッツも使い、もちっと食感から深い香りが広がる。

[住所]東京都新宿区神楽坂3-2-33 巽ハイム1階
[電話]03-6280-7726
[営業時間]12時〜16時、18時〜22時 ※土・日・祝は通し営業
[休日]月
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩4分

世界的バーでホロ酔い気分『MIZUNARA:In Tokyo(ミズナラ イン トーキョー)』

日本の文化やホスピタリティを世界に紹介するため10年前に香港に出店し、さらにアジア展開もするバーが、いわば逆輸入として今年6月にかくれんぼ横丁にオープン。海外の視点から日本を表現したオリジナルカクテルも豊富だ。

[住所]東京都新宿区神楽坂3-1-11 かくれんぼ横丁会館103
[電話]03-6265-0064
[営業時間]14時〜23時(22時半LO)
[休日]日・祝
[交通]地下鉄有楽町線ほか飯田橋駅B3出口から徒歩3分

撮影/小島昇(Mrs.JACKDOLL)、菜々山いく子(MIZUNARA:In Tokyo)取材/菜々山いく子

2024年11月号

※2024年11月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「厳選【神楽坂で昼飲み】するならこの3軒!ヒレかつ、出汁巻きで一杯がたまらない!旨さとコスパを兼ね備えた大人の酒場」では、覆面調査隊が、花街の面影を残す裏通りから、新店が軒を連ねるメインストリートまで、昼飲みにおすすめしたい、とっておきの3軒を実食レポートしています。

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