旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■レッドです
正解:ローゼル
難易度:★★★★★
美しい赤色と爽やかな酸味が特徴です
ローゼルとは、アオイ科に属するハイビスカスの仲間です。鮮やかなルビーレッドのハイビスカスティーには、一般に南国で見かける観賞用のハイビスカスではなく、ローゼルの萼(がく)や苞(ほう)が使われています。
ちなみに、萼や苞とは、花びらの外側にあって、つぼみを守る役割を持つ葉っぱが変化したものです。
秋になると、オクラやフヨウによく似た薄いピンク色やクリーム色の花を咲かせます。花は開花した日のうちにしぼむ一日花です。花が終わると、萼(がく)や苞(ほう)が赤く肉厚に成長していきます。食用にするのは、この部分です。
原産地は熱帯アフリカと考えられており、現在はスーダンやエジプト、タイ、メキシコなど、世界各地の温暖な地域で栽培されています。
日本でも沖縄県や鹿児島県などで栽培されているほか、近年は本州でも地域の特産品として生産されています。
国内で生のローゼルが多く出回るのは、主に10月から12月頃です。
味の特徴は、目の覚めるようなキュッとした酸味です。生のローゼルをかじると、クランベリーや梅を思わせる、フルーティーで爽やかな酸味が口いっぱいに広がります。
オーソドックスなのは、赤い萼と苞を乾燥させ、お茶として楽しむ方法です。お湯を注ぐと鮮やかな赤色が広がるため、透明なガラスのポットでいれると、色の変化も楽しめます。
ジャムに加工するのもおすすめです。中央にある種子入りの果実を取り出し、萼と苞を砂糖と一緒に煮詰めます。
取り除いた果実をお茶パックなどに入れ、一緒に煮てペクチンを抽出する方法もあります。ローゼルの萼にもペクチンと有機酸が含まれているため、砂糖と煮詰めることで、とろみのある甘酸っぱいジャムに仕上がります。




