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旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?

文/おと週Web編集部、画像/写真AC

■ポトリ

正解:フェイジョア

難易度:★★★★★

複雑で個性的な味わいです

フェイジョアとはフトモモ科に属する常緑の小高木、およびその果実のことです。南米のウルグアイやブラジル南部、パラグアイ周辺が原産地で、別名「パイナップルグアバ」とも呼ばれています。

大きさは卵やキウイフルーツほどで、果皮は濃い緑色をしています。

原産地は南アメリカですが、現在世界中でもっともフェイジョアの消費量が多い国はニュージーランドです。

秋になるとどこの家庭の庭先にも実がなり、スーパーマーケットの棚が緑色のフェイジョアで埋め尽くされるほど国民的なフルーツとして定着しています。

日本には昭和の初期に渡来したとされています。温暖な気候を好むため、愛媛県や香川県、福岡県、静岡県といった西日本や太平洋沿岸の地域で栽培が行われていますが、その生産量は極めて少なく、大半が農家の自家消費や直売所で売られる程度です。

フェイジョアが旬を迎えるのは、10月下旬から12月頃です。

フェイジョアは成熟すると自然に落果する性質があるため、家庭では落ちた実を拾って収穫することもあります。一方、商業栽培では実が傷むのを防ぐため、軽く触れるだけで枝から外れる、落果直前のものを収穫します。

収穫直後は果肉が硬く、香りが十分に出ていないこともあります。少し置いて追熟させ、果肉が柔らかくなり、甘い香りが強まった頃が食べ頃です。

完熟したフェイジョアは、パイナップルのような甘酸っぱさと、バナナの濃厚さ、さらにイチゴやリンゴを混ぜ合わせたような強い香りを放ちます。

味の特徴も、この香りに負けず劣らず複雑で個性的です。

果肉を切ると、中央部分に半透明のゼリー状の組織があり、その周りを白いクリーム色の果肉が取り囲んでいます。口に含むと、中央のゼリー部分はとろりと甘く滑らかで、外側の果肉部分は梨やグアバを食べたときのような、少しシャリシャリとした食感があります。

スプーンですくってそのまま食べるのが定番スタイルです。

加工してもその強い香りは失われません。砂糖と一緒に煮詰めてジャムやコンポートにしたり、ホワイトリカーに漬け込んで果実酒にしても美味です。

また、ピューレ状にしてアイスクリームやムースに混ぜ込んだり、タルトやパイの具材として焼き上げたりするのも、ニュージーランドなどではおなじみの使い方です。

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美味しいフェイジョアの選び方
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『おとなの週末』Web編集部
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