2019年のトレンド鍋は“発酵鍋”に決まったそうだが、ちょっと無理がある気がするのは私だけでしょうか? そもそもキムチやチーズも発酵食品なんで、たいして新しくもないワケですが……。発酵食品と言えば、私がひそかに注目しているのが、おやつである。 吉祥寺は発酵系のおやつが充実しているので、今回はココをチェック!
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2019年のトレンド鍋は“発酵鍋”に決まったそうだが、ちょっと無理がある気がするのは私だけでしょうか?
そもそもキムチやチーズも発酵食品なんで、たいして新しくもないワケですが……。
まあ、鍋に納豆とか、ヨーグルトとか、甘酒をブチ込んだら、それはトレンド感満載だよねと思うおっさん女子であった。
食べたいか、どうかは置いといて(苦笑)。
発酵食品といえば、私がひそかに注目しているのが、おやつである。
吉祥寺は発酵系のおやつが充実しているので、まず発酵鍋を食べる前に、おやつから慣らしていってはどうでしょうか……?
イラスト/小豆だるま
発酵系おやつ第1弾は「味噌」を使ったパン!
まず発酵系おやつその1は、味噌である。
コピス吉祥寺の自然食系マーケットに『おばすて味噌蔵パン』というのが、500円(税抜)で売っているのです。
ちなみに姥捨山伝説のある長野県千曲市の名物らしいんだけど、都内で買えるのは、吉祥寺だけ!
ていうか、このネーミングのインパクトがありすぎて、ちょっとどうかとお思うワケです……。
パンの包装袋には、姥捨山伝説の昔話がプリントされています……。
さらに、この昔話の教訓はお年寄りを大事にしようっていうことらしいと、初めて知りました……(涙)。
私は姥捨山伝説と映画の『楢山節考』が完全にごっちゃになり、妄想もプラスされていたよ……。
なんだかすみません……。
ところで、このパンのお味ですけど、味噌は隠し味程度です。
でも香りもよくて、食感もいい!
わりと食べたことのないパンっていう感じで、美味しかったです。
日持ちもするし、ボリュームがあって、500円は安い!
まだ未経験の人は、ぜひ!
発酵系おやつその2は、醤油だ!
実は吉祥寺には、お醤油のキッコーマンが経営するアンテナショップがあるのだった!
そこでは、“しょうゆもろみ”などの発酵をコンセプトにした食品が売っていたり、ランチもやっているんだけど、発酵おやつ系の『もろみソフト』があるんですよ!
でもこれまた隠し味程度なので、ほとんど「醤油」感はないけど、香ばしくて美味しいソフトクリームです。
あと季節限定で、もろみパフェとか、もろみかき氷とかもやっているんだけど、冬はどんなおやつが出てくるのか、楽しみだ!
ただ、注文している人はほとんどいない(苦笑)。
しかしお店は、もろみ食品を買い求めるお客さんで、いつも賑わっているぞ。
意外にインスタ映え(死語)するので、若い娘さんにもおすすめだ。
発酵系おやつその3は、酒粕!
そして、発酵系おやつその3は、酒粕ですよ。
東急吉祥寺デパートのデパサンに9月頭に期間限定オープンした『H』。
もう店名に『ハッコー』って入ってます……。
酒粕系おやつの店です。
私は10月なのに30℃を超えた日に、酒粕入りのストロベリーシェイクを飲みましたが、普通に美味しかったです。
酒粕感はあまりなかった……。
やっぱり隠し味程度。
夏バテ&疲労回復には良さそうだった。
あと酒粕入りのチーズケーキも食べましたが、これまた普通にチーズケーキでした。
そして冬の限定は、酒粕クリームチーズというホットスムージーだ!
チーズ好き(連載101回)は、飲むでしょ!
発酵系おやつを食べ散らかした結論として、発酵系おやつは、隠し味程度に発酵食品を使用しているということなのね。
そんなに押し出しの強い感じではないのね、ということです。
極めて奥ゆかしく上品なお味になっております。
ただ健康には良さそうなので、まあ吉祥寺に来たら食べてみてください。
ちなみに私のイチオシは、『もろみソフト』だ!
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。
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