これぞ“おとなの”週末! 日本最大級のキャンプイベント「スターキャンプ」を二児のパパカメラマンが勧める訳

三菱自動車が主催する「スターキャンプ」は1991年から始まり、長野、静岡(朝霧高原)、福島、宮城などで日本最大級のキャンプイベントとして開催されてきた。意外かもしれないが、三菱車でなくても参加でき、日本のアウトドアシーン…

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三菱自動車が主催する「スターキャンプ」は1991年から始まり、長野、静岡(朝霧高原)、福島、宮城などで日本最大級のキャンプイベントとして開催されてきた。意外かもしれないが、三菱車でなくても参加でき、日本のアウトドアシーンをけん引してきたイベント、といっても過言ではないだろう。

コロナ禍で中断していた、そんな大人気イベント「スターキャンプ 2022 in 朝霧高原」が今年、3年ぶりに復活すると聞き、F1カメラマンで二児の父親でもある筆者はウキウキ気分で開催地の「ふもとっぱら」キャンプ場(静岡県富士宮市)へと向かった。この手のイベント、おとなだけが楽しめても家族は置き去りだし、そうかと言っておとなも楽しめる要素がないとちょっと物足りないもの。そのあたりは果たしてどうか? 正直な実感をレポートしてみたい。

【子どもも作れる!】「モノづくりワークショップ・ウッドスピーカー作り体験」

「モノづくりワークショップ・ウッドスピーカー作り体験」の様子。参加したお子さんが真剣な眼差しで制作をする姿が印象的だった。学びながら体験でき、形として残る点も人気の秘密

まず入場すると案内されたのは雨上がりの野原。ぬかるんだくぼ地などもあるので普通のクルマだとハマらないよう要注意だが、場内には屈強な4WD車がホントにたくさんいるので心配はなさそうだ。

アウトドアシューズに履き替えて場内を探検してみると、まず発見したのは「モノづくりワークショップ・ウッドスピーカー作り体験」というコーナー。

ヤケドしないように注意しながら真剣に電気コテを使っている子供の表情が凛々しい。そして、それを優しく見守るパパとママやスタッフもいるので安心だ。だが、よく見てみるとコテのコンセントのもとは3メートルほど離れた黒いアウトランダーPHEVに繋がっているではないか! 

なるほど、けっこうな電力を使うはずの機器でもOKなコンセントを持っているクルマを利用しつつ、モノづくりを楽しめる。感動していると、仕上げに焼き印までジューッと押している。これももちろん電気で熱したものだ。素晴らしい。

【おとなも楽しい!】「Vixen 望遠鏡づくり&星空観察会」

写真が星空観察会の様子。左側は約60万円というVixenの望遠鏡で見える土星のイメージ(144倍)

広々したお祭り会場のような場内を練り歩くと、巨大な天体望遠鏡のセッティングに余念がない男性を発見。どうやらココは、「Vixen 望遠鏡づくり&星空観察会」コーナーのようだ。子どもといっしょに作った望遠鏡で昼間は自然観察、夜は月のクレーターなどを観察できるらしい。

都会ではありえないほど、きれいな星空が見られる高原でキャンプできるだけでもうらやましいのに、おまけでこんなすごい600万円級(!)の望遠鏡の体験もできるとは! 最高の思い出になるだろう。

【家族で美味しい!】「エクリプスクロスPHEVカフェ」

「エクリプスクロスPHEVカフェ」でレインボーかき氷を頬張るご家族。ブルーハワイ、メロン、コーラなどさまざまな味をミックスし、お子さんに大人気のメニュー

今日はいい天気だし、きっと土星も観察できるのでは? と思いつつ、それにしても暑いぜ! と歩くと、かき氷をがぶつく元気な少年たちに遭遇。それは「エクリプスクロスPHEVカフェ」だった。

なんとココでも電源をクルマから取り、冷蔵庫や製氷に使用しているではないか! こんな美味しい使い方があるとは大歓迎。店主に聞くと「お子さんにはレインボー、大人には沼津抹茶、ほうじ茶が人気です」とのことだった。行列ができていたので、あとでもう一度行ってみたのだが、まさかの売り切れ! 大好評だったようだ。

「アウトドアクッキングワークショップ」でコーヒー豆の焙煎を楽しむご家族。周囲には和やかで香ばしい空気が漂う

そして、今度は何やら熱気を感じるスポットを発見。「アウトドアクッキングワークショップ」ではコーヒー豆を焙煎している。深煎り、浅煎りと好みに応じて生豆から仕上げることが体験できるそうだ。一生懸命うちわであおぎながら焙煎の手伝いをする女の子の姿がかわいい。

すぐその近くには「Weber BBQ体験会」会場もあった。Weberといえば米国で70年の歴史を持つ超有名グリル機ブランド。当然、炭火が基本なのかと思いきや、やはり! ありました電気式のグリル機が! それだけではない、なんとスマホで管理できる温度計つきのものまで製品化されている模様。う~ん、BBQも奥が深いんだなぁ。

ビギナーでも安心! 子供と遊び倒せるイベントがめじろ押し

キャンプの醍醐味といえばやっぱりキャンプファイヤー。朝ヨガなどのメニューもあり、文字どおり朝から晩まで大人と子供を楽しませるコンテンツが充実

その他にもたくさんのプログラムがある。初心者でも安心の「キャンプよろず相談所」、老舗「OGAWAテントビレッジ」、大人も子供も楽しめる「スポーツクライミング体験」、体幹を鍛える新スポーツ「スラックライン体験」、景品がもらえる「スタンプラリー」、タックルのかわりにタッチで安全に楽しめる「タッチラグビー」。

さらには、キティちゃんと仲間たちのショーが楽しめる「サンリオスペシャルステージ」などなど子供と全力で遊べるイベントがめじろ押し。こんなにたくさんあったらとても一日では回り切れないだろう。

そして夜もぬかりなし。王道「キャンプファイヤー」だけでなく、ミュージシャン藤巻亮太のスペシャルライブがあり、朝だって「ラジオ体操」や「朝ヨガ」まで……。

こうなったらなるべくたくさんココに記す。

伝統のパリ=ダカールラリーチャンピオン・増岡浩さんの運転による最大傾斜45度の急坂登坂が体験できる「4WD登坂キット同乗体験会」、「ミツビシ車よろず相談所」、気象庁による防災アプリを運営する特殊機関NERVの「防災訓練デモ」など。

また、クルマで5分ほどの別会場ではSUVオフロード試乗会。これがデリカD:5やアウトランダーPHEVで本格的難コースを体験できるのでスリル満点。4WDのありがたさを痛感することだろう。他にも電動車(eKクロスEV)試乗会もあり。

とてもすべてを書き切ることができないが、超広大なキャンプ場なので、それほど「密」にならないのもうれしい。

以前取材した時も感じたのだが「ウチの子も連れて参加したいなあ」というのが正直な感想だ。でも気がつけば息子も中学1年生。微妙な年齢なので、もういっしょに来てくれないかも。キャンプはお子さん、お孫さんが小学校低学年くらいまでが黄金期だ。そういうご家庭にはぜひ来年の参加をおススメしたい。

三菱自動車によると、今年は300組、約1000名もの人々が参加したというスターキャンプ。申し込み後に抽選となるかもしれないが、それはホントにお得なイベントである証拠だろう。楽しくてタメになる、そんなキャンプはなかなか存在しないのだから。

文・撮影/池之平昌信、写真提供/三菱自動車、Vixen

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