「エキュート東京」で発見!名店の味 「『つばめグリルDELI』の自家製ビーフシチューのハンブルグステーキ弁当」1780円 1930年に東京・新橋で創業した『つばめグリル』。レストランと同じ味が楽しめる弁当には、これまたお…
画像ギャラリープライベートはもちろん、たとえ仕事であっても、旅情をかき立ててくれるのがおいしい駅弁。サッと買って新幹線に乗れるように、改札内の新幹線乗り場近くで購入できる絶品弁当をご紹介。食事としては当然、好きなお酒とつまみを座席で楽しむ“居酒屋新幹線”のお供としてもイケること間違いなし!
ほんのり甘いのが特徴!東京の味
「東京名物 深川めし」980円
発売から35年を超えるロングセラー商品ながら、リニューアルを重ね、今もなお定番の強みを感じさせてくれる逸品。江戸甘味噌とショウガで炊かれた風味豊かなアサリは滋味深く、その下に仕込まれた「牛蒡の炒り煮」がおいしさを底上げしている。茶飯にもアサリの旨みが染み込んでいて、箸がぐんぐん進む
「日本相撲協会監修 元祖牛ちゃんこ弁当 親方編」1480円
2023年の新商品。日本大相撲協会監修、加熱式と魅力的なワードが並ぶちゃんこ弁当だ。こちらは上品な甘辛さのすき焼き味。玉ねぎやごぼう、キノコに煮卵など、さまざまな具材がご飯の上にたっぷり乗っている。手をつかないことから相撲において験担ぎとなる、鶏を使った「元祖 鶏ちゃんこ弁当 関取編」(1480円)もある
「江戸甘味噌カツ牛すき弁当」1350円
すき焼きととんかつが楽しめる、ボリューム満点の弁当。すき焼きは、甘辛く炊かれた牛肉が柔らかで、椎茸や白滝にも味がしっかり。肉質がきめ細やかなとんかつは、江戸甘味噌のソースがかかり、白飯を呼ぶ。また、副菜の「切り干し大根サラダ」が秀逸。ユズの風味とシャキっとした食感がよく、実にバランスのよい箸休めだ
「あなご弁当」1500円
全面に敷き詰められた大きなアナゴに甘辛いツメがたっぷり。まず、そのビジュアルにテンションがアガる。箸を入れ茶めしと共に口に含めば、柔らかなアナゴの身がほろりとほどけ、思わず頬が緩む。それらの間にあるのが、海苔とにんじんなどの醤油漬け。風味を向上させる名脇役だ。山椒をかけて爽やかに食すのもいい
地域色あふれる旨さに感動!地方の味
「サキホコレ弁当(特上弁当/秋田)」1780円
秋田の美味が一堂に集結。「サキホコレ」は、米どころ・秋田の新品種の最上級米。甘みと一粒ひと粒の存在感が際立つ。その上には「秋田牛すき焼き風煮」と「秋田比内地鶏肉そぼろ」が。共に上品な味付けで、肉質の良さを実感できる。「とんぶり入り揚げ蒲鉾串」やサクサク食感の「わかさぎ唐揚げ」はつまみにもよし
「鰊みがき弁当(北海道)」1000円
1936年創業の弁当店『函館みかど(現・JR北海道フレッシュキヨスク)』で、発売以来57年愛されている銘品。天日干しされた身欠きニシンの甘露煮は肉厚で柔らか。また、歯触りがたまらない味付けカズノコと、茎わかめの醤油漬けや大根漬けとの味わい・食感のバランスが絶妙。食べ終わるのが惜しいほどのおいしさだ
「えび千両ちらし(新潟)」1580円
ふわふわの出汁入り厚焼き玉子焼きの上で輝くのは、ぷりっとしたむきエビのおぼろ。その下には、うなぎの蒲焼き、コハダの薄切り〆、酢通しし醤油に絡めた蒸しエビ、柔らかなボイルイカが隠されている。新潟県産米のすし飯は、まろみのあるおいしさ。押し寿司状態でギュッと詰まった、コスパの良さも見逃せない
「しいたけ弁当素晴ら椎茸(鳥取)」1400円
「椎茸の王様」と呼ばれる、ジャンボ115号椎茸。鳥取で誕生したこの特別な椎茸を干して旨みを凝縮。地元の醤油で仕上げている。箸で摘めば肉厚ぶりが、ひと口噛めばジューシーさがわかる。山椒がふわりと香るご飯と、椎茸の旨みとのコントラストにも驚くだろう。たけのこの土佐煮など、他のおかずのさりげない味もGood
グランスタ東京で駅弁買うなら『駅弁屋 祭』は要チェック!!
東京駅構内で最も賑わっている人気スポットのひとつといえる駅弁屋。駅弁のラインナップは150種類を超え、目移りすること間違いなし。「毎日が駅弁まつり」を掲げ、折々での駅弁イベントなども行われている。
[住所]JR東京駅1階(改札内)グランスタ東京
[電話]03-3213-4353
[営業時間]5時半〜22時
[休日]施設に準ずる
「エキュート東京」で発見!名店の味
「『つばめグリルDELI』の自家製ビーフシチューのハンブルグステーキ弁当」1780円
1930年に東京・新橋で創業した『つばめグリル』。レストランと同じ味が楽しめる弁当には、これまたお店と同じく牛肉の生産者名が記載されている。そんな牛肉の旨みを楽しめる名物メニュー「ハンブルクステーキ」に、旨みたっぷりのデミグラスがキモの自家製ビーフシチューがかけられている。新潟県産のお米も感動もの!
「『えさきのおべんとう』の彩り豊かな新懐石弁当」1450円
1994年に青山で開店。2018年から山梨県・八ヶ岳に移転した日本料理店。多彩な素材や味・調理法で一つひとつに手をかけたおかずは「じゃがいものフォンダン」、「韓国唐辛子のトマトレンコン」など、野菜をふんだんに使用。ご飯に独自の蒟蒻米を混ぜ、糖質・カロリーが控えめなところもうれしい
『エキュート東京』
弁当や惣菜類だけでなく、お菓子や雑貨を扱う店など、日本各地の個性豊かな名店が揃う。店舗によりキッチンが併設されているので、時間帯により出来立てホカホカの商品が並ぶのも魅力だ。イートインスペースがあるのもありがたい。
[住所]JR東京駅1階(改札内)
[電話]03-3212-8910
[営業時間]8時〜22時 ※日・祝は〜21時
[休日]施設に準ずる
【ロケ弁で話題のアレが買える!】「欧風カレー オーベルジーヌビーフカレー」1580円
グランスタ東京にある『HANAGATAYA』のうち、弁当を取り扱う北通路と中央通路の2店舗で、東京・四ツ谷の人気欧風カレー店『オーベルジーヌ』のビーフカレーを限定販売。3日間かけ煮込んだ玉ねぎの甘みと、バターや生クリームのコクを感じた後に訪れるスパイシーさがクセになる。バターライスの風味も引き出されていて、完成度が高い
旅情と地元愛を感じる産地直送を狙うべし
『駅弁屋 祭』だけでも150種類以上が揃う駅弁。東京駅の構内外に並ぶさまざまな弁当を食べ比べた結果、茶色率高めかつ渋めのセレクトになったかもしれない。
選ぶ際に大切にしたのは、派手さはなくても各地元で作られ、かつ愛されているもの、ということ。ラベルの製造者の確認に加え、例えば店頭のポップに「はこビュン」と書かれているお弁当もチェック。これは、JRによる即日お届け列車便。
そのうちのひとつ「鰊みがき弁当」は、北海道から東京駅に毎日届き、13時30分頃に店頭に並ぶ。北海道から毎日運ばれ、この値段(1000円)で、しみじみおいしいなんて感涙もの。ちなみにご飯も北海道産米を使っていて、大きな地元愛を感じる。
加熱式で秀逸だったのが『オーベルジーヌ』のビーフカレー。温めている時からいい香りがするし、ゴロンと入ったジャガイモもホクホクになって、より魅力が増す。ただし、加熱式のお弁当は大きさの割に量は控えめ。加熱時間が7分程度かかるのでご注意を。
※掲載されている弁当は、曜日や時間帯により未入荷や配送遅れ、売り切れの場合もあります。
撮影/鵜澤昭彦、取材/市村幸妙
※2024年1月号発売時点の情報です。
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