おにぎりをメインに扱うチェーン店。その数も増えつつあり、リーズナブルでおいしいと評判だ。そこで各チェーンの人気第1位のおにぎりを食べ比べてみました。 『おむすび権米衛』1位 紅さけ 190円 ・底辺…約75mm・高さ…約…
画像ギャラリーおにぎりをメインに扱うチェーン店。その数も増えつつあり、リーズナブルでおいしいと評判だ。そこで各チェーンの人気第1位のおにぎりを食べ比べてみました。
『おむすび権米衛』1位 紅さけ 190円
・底辺…約75mm
・高さ…約60mm
・厚み…約55mm
・重さ…約145g
2位 明太子 200円
圧巻の厚さ 店舗ごと異なるお米の生産者!
なんといっても、型を使わず手でむすんだ圧倒的なボリュームに驚く。ひとつ食べただけで得られる満足感が、まぁ群を抜く。そして、そのお米は店舗ごとに生産者と品種が違うので、店舗ごとの食べ比べも是非してみたい。環境保全型農業でお米を作る、店舗ごとに異なるお米の生産者は、ホームページに掲載。
購入店舗/グランデュオ蒲田店
[住所]東京都大田区西蒲田7-68-1 JR蒲田駅構内
[電話]03-5713-6313
[営業時間]6時〜21時、日・祝〜20時
[休日]無休
[交通]JR京浜東北線ほか蒲田駅中央改札前すぐ
『新潟ゆのたに 心亭』1位 紅鮭 280円
・底辺…約80mm
・高さ…約80mm
・厚み…約40mm
・重さ…約105g
2位 噴火湾産たらこ 270円
新潟魚沼発!心込めにぎる米どころの味
日本が誇る米どころ・新潟県魚沼市の米加工品販売会社『ゆのたに』が全国に展開するおにぎり専門店。お米はもちろん新潟県魚沼産コシヒカリでの一本勝負で、頬張れば、卓越したお米が本来持っている甘みとふっくらさに「これこそ、おにぎりのおいしさの核心部分」ということに改めて気付かされる味だ。
購入店舗/高島屋新宿店
[住所]東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤタイムズスクエア地下1階
[電話]03-5361-2097
[営業時間]10時半〜19時半
[休日]新宿高島屋に準ずる
[交通]JR山手線ほか新宿駅新南改札より徒歩2分
『おにぎり畑 晴れ晴゛れ』1位 紅鮭 248円
・底辺…約80mm
・高さ…約80mm
・厚み…約40mm
・重さ…約116g
2位 焼たらこ 275円
香り米を一割ブレンド!その味に昇天
新潟県産魚沼コシヒカリに香り米を1割ブレンドした独自のお米。デパ地下でお馴染みの太い海苔巻「うず潮巻」で有名な『古市庵』が手がけるおにぎり店だけあって、厳選された有明産の海苔とブレンド米の相交わるハーモニーがまさに白眉。古市庵は『おむすび百撰』『おむすび紀行』『越後屋甚兵衛』などのおにぎり店も展開。
購入店舗/上野松坂屋店
[住所]東京都台東区上野3-29-5 松坂屋上野店内地下1階
[電話]03-3839-5968
[営業時間]10時〜20時
[休日]元旦のみ
[交通]地下鉄銀座線上野広小路駅から直結 JR山手線ほか御徒町駅から徒歩2分
『ほんのり屋』1位 炙り鮭むすび 290円
・底辺…約75mm
・高さ…約65mm
・厚み…約40mm
・重さ…約100g
2位 焼鮭いくらむすび 330円
その美味さ 車内はもちろんどこでも感涙
首都圏エキナカを中心に21店舗を展開し、会津のコシヒカリを店内炊飯するチェーン。人気ナンバーワンの『炙り鮭むすび』では鮭がフレークでなく切り身だったことに感嘆したが、その他のおむすびの具材も◎。熟成博多明太子に巨大なエビ天。枕崎産のおかかなど、旨い米を旨い具が倍々ゲームでおいしくしている!
購入店舗/ほんのり屋 東京本店
[住所]東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅八重洲中央口改札内
[電話]080-4204-1355
[営業時間]6時〜22時
[休日]無休
[交通]JR山手線ほか東京駅構内 ※イートイン可能
人が集まる。それがうまいおにぎり屋
前々から「すごいな……」と思ってはいた。今回紹介した4つのプレミアムなおにぎりチェーン。駅の中やデパ地下でよく見かけるので、その前を通ることはしょっちゅうあるのだが、その度に、「エッ!?」と、思っていたのである。
だっていっつも人だかり。その隣に有名な惣菜屋さんやパン屋さんなどが並んでいるんだけど、ダントツの人だかり。
そして今回。実際に自分が購入しに足を運べば……早朝から店に行ったにも関わらず行列に並ぶことになったり、開店と同時に一番客としてお店に行ったらば、自分が会計中にふと後を見ると、購入待ちの人が列を作っていたり、いや〜想像以上に凄まじい人気!なんでまたこんなに人気!?
ダイナミック&ハーモニーに完敗
当たり前のことだが、どのチェーンも「米」がまず旨い。さらにどのお店も三角の頂点から底辺まで、ビッシリと具材が一本筋を通すがごとく入っている。結果。最初から最後まで旨い米と具が常に味わえる。
箸でしずしず口に運ぶのではなく、「ガブリ」と頬張る上品とはいえないダイナミズムが、口中でお米と具材の渾然一体なるアンサンブルを奏でる。食べる快感、味わいの愉楽。
コンプラだなんだで、がんじがらめの現代社会において、周りを気にせず大胆豪放に食べて驚愕うまい!!今の日本が心の奥底で求めている解放感すらここにはある!これぞプレミアムなおにぎり人気の隠れた秘密。
それを『権米衛』のボリューム、『心亭』の米のぬくもり、『晴れ晴゛れ』の海苔とお米のハーモニー、『ほんのり屋』の至高の具材など、各チェーンの魅力がさらに盛り上げてくれる。これにやられない日本人……いや地球人は皆無だ。
撮影/鵜澤昭彦、取材/カーツさとう
※ランキングは各社に伺ったものになります
※2024年4月号発売時点の情報です。
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