美味しいルッコラの選び方 緑色もしくは黄緑色が鮮やかで、茎のシャキッとしたものを。葉が黄色っぽくなっているものは鮮度が落ちている証拠です。 葉の緑色が濃いほど苦味や辛味が強い傾向があるため、生食する場合は黄緑色に近い色の…
画像ギャラリー旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■別名はロケットサラダです
正解:ルッコラ
難易度:★★★☆☆
ピリッとした辛みとほのかな苦みが特徴です
ルッコラはアブラナ科のハーブの一種で、ロケットサラダと呼ばれることもあります。
ルッコラはイタリア語、フランス語名や英語名はロケット、和名は「キバナスズシロ」です。
ルッコラの葉は、噛むとごまに似た香りがして、ピリッとした辛みとほのかな苦みを感じることが特徴です。
旬は4~6月の春、10~12月の晩秋の2回あります。1年中購入できますが、旬の時期にとれたものがもっとも風味がよくなります。
スーパーで売られているルッコラの多くは水耕栽培ですが、旬の時期には露地栽培のものも出回ります。露地栽培のものは風味が強く、サイズも大きめです。
ただし、大きく育ったものは辛みと苦みが強くなるため、気になる人は加熱調理をするとやわらげることができます。
原産地は地中海沿岸地域で、南イタリアや南フランスでは、野生種はのルッコラが道端に生えています。
ルッコラはサラダやピザ、パスタのトッピングなど、生食されることがほとんどですが、茎の部分は少し硬めのため、炒めものや和えものなどにすると茎まで美味しくいただくことができます。
ただし、独特の香りを活かすため、加熱時間は短めに。味つけもオリーブオイルと塩、こしょうなど、シンプルなものにするのがおすすめです。
和えものにするときは、茹で時間は30秒ほど。茹であがったルッコラをごまやツナやマヨネーズで和えるのがおすすめです。
美味しいルッコラの選び方
緑色もしくは黄緑色が鮮やかで、茎のシャキッとしたものを。葉が黄色っぽくなっているものは鮮度が落ちている証拠です。
葉の緑色が濃いほど苦味や辛味が強い傾向があるため、生食する場合は黄緑色に近い色の葉のものを選ぶのがおすすめです。
乾燥は禁物です。日持ちしない野菜なので、購入後はすぐに食べることが理想ですが、食べ切れない場合は、水で湿らせたキッチンペーパーに包み、保存袋に入れて立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存期間の目安は2~3日ほどです。
ルッコラの注目栄養素
ルッコラはビタミンとミネラルがバランスよく含まれている野菜です。
特に注目したいのは、辛み成分であるアリルイソチオシアネートに加えて、βカロテンとビタミンE、ビタミンCが豊富に含まれているところ。強い抗酸化作用をもつため、アンチエイジング効果が期待できます。
アリルイソチオシアネートは、動脈硬化やがんの予防効果も期待できる成分といわれています。
また、香り成分であるグルコシノレートには、解毒作用があることが知られています。
↑上記にそのほかの「旬食材」をまとめていますので、ぜひご覧ください。