この角打ちは街のオアシス!日暮里『中村屋丸康酒店』は「日本酒のよさ」を懐かしい雰囲気の中で伝える

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・日暮里の角打ち店『中村屋丸康酒店』です。

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・日暮里の角打ち店『中村屋丸康酒店』です。

一旦店を閉めて再び営業、現在は高層マンションの1階に

昭和から平成にかけて、日暮里駅前に「角打ち」でにぎわう酒屋があった。そこはまるでオアシスのような一角だったという。その店、『中村屋丸康酒店』が再開発のために一旦店を閉めたのは約20年前。5年間の仮営業を経て、現在は高層マンションの1階に店を構えている。だが、一歩中に入ると懐かしい雰囲気でいっぱいだ。棚に並ぶ缶詰の数々、壁のお品書き、使い込まれたカウンター……。

ハムチーズ巻き 450円、厚揚げ焼き 350円、タイガースレモンサワー 450円、生ビール中 450円

『中村屋丸康酒店』(料理手前から)ハムチーズ巻き 450円、厚揚げ焼き 350円、(ドリンク手前から)タイガースレモンサワー 450円、生ビール中 450円 日本酒の他、生ビールやサワーなどがあり、気軽なつまみも安心価格で揃えている

「カウンターはそこまで古くないんですが、酒がしみ込んでますからね(笑)」と、店主の中村康一さん。建て替えにあたり、「日本酒のよさを伝えるには」と考え抜き、現在の「角打ち」となった。日本酒は「数よりも、惚れ込んだ蔵元ととことん付き合う」と中村さん。

限定酒をすべて揃える「出羽桜」のほか、「田酒」「真澄」「日高見」などがグラスで飲める。「繁桝」の純米大吟醸は、華やかさのなかに旨みがしっかり。「厚揚げ焼き」をつまみに酒が進む。ああ、オアシスが戻って来てくれて、よかった。

『中村屋丸康酒店』ほどよく賑わう、居心地のよい店内

日暮里『中村屋丸康酒店』

[住所]東京都荒川区西日暮里2-22-1 ステーションプラザタワー102
[電話]03-3891-5940
[営業時間]月~金:17時~22時LO、土:16時~21時LO
[休日]日・祝
[交通]JR・日暮里舎人ライナー日暮里駅から徒歩2分

おとなの週末2024年9月号は「カレー特集」

おとなの週末2024年9月号

撮影/貝塚隆、取材/本郷明美
※2024年6月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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