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最先端のラーメンもいいけれど、結局行き着くのは昔から親しまる老舗の味。そこには美味しさだけじゃない、心惹かれる何かがある…ということで「東京のうまい「町中華のラーメン」ベスト3店…スープ絶品、創業90年《浅草・下北沢・学芸大学》覆面調査で大発見」に引き続き、家族で守る歴史の味、常連の声で生まれた味などなどの名店を覆面調査隊が実食レポートします。

白金高輪「盛運亭」

チャーシューメン

店名からして運気上昇? 食べりゃ胃袋に幸運の女神ならぬ幸せの美味が訪れる。あのタモリさんも愛する名店から今回ご紹介するのは「チャーシューメン」だ。まずチャーシューがすごかった。旨みを閉じ込めるため、煮込む前に豚バラ肉をラードとゴマ油で揚げるのがポイント。それが5枚たっぷりと。うれしいねえ。

炒飯

肉を掻き分け箸を入れればモヤシとメンマ、ややウェーブがかった中太麺が顔を出す。豚骨、鶏ガラ、野菜のダシが利いた王道スープを絡め取りながらちゅるん。モヤシがシャキッ。いいねえ。少数精鋭の品書きは「ごちゃごちゃ出さず、旨いもんがいくつかあればお客さんは来てくれる」。これ店主の信条。おっしゃる通り。明日への活力となる店だ。

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おとなの週末Web編集部
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