中華の隠れた名物はカレー クセになる旨さが鶏ガラスープ、原宿の老舗町中華のポテンシャルは高い

全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・原宿の中華料理店『紫金飯店』です。

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・原宿で1966(昭和41)年創業の中華料理店『紫金(しきん)飯店』です。

クセになる旨さは鶏ガラスープが決め手!

名物の玉子炒飯や五目焼きそばだけでなく、魅力的なメニューが目白押しのなか、さり気なくカレーライスの文字が鎮座する。具は豚バラににんじん、玉ねぎとシンプルで、添えられた紅生姜が印象的だ。

カレーライス(サラダ・スープ付き) 950円

『紫金飯店』カレーライス(サラダ・スープ付き) 950円 中華鍋を使い高火力で仕上げるのもポイント。中華ならではの香ばしさを演出

しかし、ひと口食べればその見た目からは想像できないほどの旨さに驚かされる。昨今のスパイスカレーとは逆を行くどこかノスタルジックなルックスと、豚と玉ねぎの旨みが織り成す深いコクあるカレーは多幸感の爆弾だ。聞けばルウを作る際とカレーを伸ばす際のダシに鶏がらスープを使用するのが旨さの秘訣なんだとか。

気付けば早々に完食。実はまかないでも人気で、常連にはファンも多いという。町中華のポテンシャルは、まだまだ底知れない。

『紫金飯店』令和元年に改装した店内は風情を残しつつ、女性でも入りやすい雰囲気になっている

夏は冷やし担々麵と一緒に半カレーもおススメです!

(左から)伊波さん、倉島さん、岸本さん

原宿『紫金飯店』

[住所]東京都渋谷区神宮前2-35-9 原宿リビン1階
[電話]03-3404-7785
[営業時間]11時~15時半、17時~22時(土11時~20時)
[交通]JR山手線原宿駅竹下口から徒歩5分

おとなの週末2025年1月号は『本当においしい「東京駅」』特集

『おとなの週末』2025年1月号

撮影/谷内啓樹、取材/荒川友吾
※2024年9月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「傑作カツカレー」では、至高の一皿を実食レポートしています。

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