スタッフたちが選んだ「食のベスト10」。昨年、大好評だった企画を本年も行うことになりました。玉ねぎ頭に扮した飯田テツコと太ってしまった太目(武内)ヒロシが司会進行を務め、ライター・池田一郎が2024年に食べた、心に残る味、また食べたい味、店の雰囲気、店主の人柄、そんな点も加味してのベスト10を大発表!2024年最後の、あるいは2025年最初の、いえいえ、毎週末のグルメ活動に活用してください。
画像ギャラリースタッフたちが選んだ「食のベスト10」。昨年、大好評だった企画を本年も行うことになりました。玉ねぎ頭に扮した飯田テツコと太ってしまった太目(武内)ヒロシが司会進行を務め、ライター・池田一郎が2024年に食べた、心に残る味、また食べたい味、店の雰囲気、店主の人柄、そんな点も加味してのベスト10を大発表!2024年最後の、あるいは2025年最初の、いえいえ、毎週末のグルメ活動に活用してください。
池田一郎の2024年ベスト10
1.『鰻丸』まむし膳白焼
外はカリカリ、中はトロリ。野趣溢れ、香ばしさと力強い旨みが最高!
2.『…(てんてんてん)』おまかせ小鉢盛(6品種)
気が利いたホッとするような料理がツボをつく。酒が進むし、顔が綻ぶ。
3.『道坂食堂』カツカレー
スパイシーで旨さが波状攻撃で押し寄せる。カツの脂の甘みもたまらん。
4.『魚魚一』うなぎの刺身
薄造りを熟成ポン酢で。噛めば脂が溶け出して旨みが迫る驚きの新味。
5.『かき氷 志膳』ももりこトマト モッツァレラ バルサミコ(かき氷)
フルーティさとチーズと練乳とバルサミコと……これはもうイタリアン。
6.『地酒や もっと』本鮪と真鯛の黄身とろ巻き
赤酢の酢飯にたっぷりの鮪と真鯛、とろり黄身醤油漬け。旨みが爆発!
7.『アサノ』リッチなカツカレー
さらっとして実にリッチ。カツとカレーのバランスも◎で私的殿堂入り。
8.『KAMERA』仔羊と黒米の熟成焼売
甘酒の旨み、アンチョビや昆布ダシも効いて、絶品ウーロン茶ハイと合う。
9.『WISE MAN COFFEE』フレンチトースト
ほろ苦さと甘さ、卵液の染み込み具合に、ひと口食べればクセになるよ。
10.『おいなりさん 呼じろう』おいなりさん(竹皮)
ジャコやくるみ、桜エビなどが入り、ダシ香るお揚げで後味よし。粋だね。
旨い酒とじゅる~なメシがあればゴキゲン!ライター池田一郎
飯「呑兵衛おじさま、今年はどうでした?」
池「そろそろダンディ池田って覚えてよね」
武「ダンディ(棒読み)、そういえば獲れ高抜群だったって話していた企画がありましたよね」
池「それはもう浜松うなぎ旅でしょ。『鰻丸』の白焼きを食べて、地焼きのほんまもんのおいしさってコレか!と覚醒させられたし。んで、驚きの出合いだったのが、『魚魚一』のうなぎ刺身ね」
『鰻丸』まむし膳白焼
飯「えっ、生で食べられるんですか?」
池「独自技術だし、商標登録も取得しているんだって。薄造りをガバッとやってポン酢で食すと、抜群の弾力の後、うま~い脂が溶け出してくる」
武「一杯やらずにはいられないすね」
池「でしょう。あ、一杯やるといえば、幡ヶ谷の『…』も理想形だったな。小鉢盛りが気の利いたホッとする料理でツボをつく。酒が進むよ~」
『…(てんてんてん)』おまかせ小鉢盛(6品種)
飯「その和食取材を機に、日本酒の旨さにまた目覚めたって小耳に挟んだような挟んでないような」
池「挟んでいるよね、それは(笑)。しかも、翌月取材した『地酒や もっと』で、もっと深みに!」
武「“もっと”だけにね、フムフム」
池「いやホントに!ここは熱燗がいいのよ、名物の巻物との相性なんか抜群なのよ」
飯「では最後に“もっと”推しておきたい店は?」
カツカレーから2軒ランクイン!
池「じゃあ、カツカレー界から2軒。オーソドックスだけどスパイシーな旨さが押し寄せる『道坂食堂』と、さらっとしてリッチな『アサノ』のそれ。この1年も、おつカレー!ってことで締まったかな」
『道坂食堂』カツカレー
文章構成/飯田かおる
※2025年1月号発売時点の情報です。
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