美味しいあけびの見分け方
果皮の色が淡紫から濃紫でツヤがあり、張りがあるものを選びましょう。これは鮮度と完熟度の目安になります。表面がしなびていたり、裂け目が黒ずんでいるものは鮮度が落ちている可能性があります。
果実がふっくらとしていて重みがあるものが良品で、果肉がたっぷり詰まっていて、甘みも強い傾向があります。小ぶりで細長いものより、丸みのある大きめの果実が食べ応えもありおすすめです。
果皮が少し割れているものは完熟の証で、甘みがピークに達しています。ただし、割れているものは日持ちしないため、早めに食べましょう。
あけびの注目栄養素
あけびには、部位ごとに異なる栄養素が含まれており、それぞれに注目すべき成分があります。
まず果肉には、ビタミンCが比較的豊富に含まれており、その量はいちごや柿に近いとされています。
果皮には、カリウムが多く含まれており、体内の余分なナトリウムを排出することで、むくみの予防や血圧の安定に貢献します。また、果皮の紫色にはアントシアニンというポリフェノールの一種が含まれており、抗酸化作用が期待されます。
さらに、つるにはサポニンが豊富で、古くから漢方薬「木通(もくつう)」として利用されてきました。サポニンには利尿作用や消炎作用、抗酸化作用があるとされ、膀胱炎やむくみの改善、生活習慣病の予防などに役立つと考えられています。
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