美味しいいくらの見分け方
粒の色が鮮やかな赤橙色で、ツヤがあるものを選びましょう。色がくすんでいたり、濁っているものは鮮度が落ちている可能性があります。
次に、粒の大きさと弾力も重要です。鮭いくらは粒が大きく、プチッと弾ける食感が魅力です。皮がしっかりしていて潰れにくいものは、見た目にも張りがあり、良品とされています。
また、ドリップ(水分の滲み出し)が少ないものを選ぶのもポイントです。ドリップが多いと味が薄まり、食感も損なわれます。パックの中に水分が多く溜まっているものは避けたほうがよいでしょう。
さらに、香りが生臭くないことも大切です。新鮮ないくらはほんのり甘い香りがあり、嫌な臭いはしません。
いくらの注目栄養素
栄養豊富ないくらですが、なかでも注目したいのは、DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)、そしてアスタキサンチンです。
まず、DHAとEPAは必須脂肪酸と呼ばれ、体内で合成できないため食事からとる必要があります。いくらにはこれらが豊富に含まれており、青魚以上の含有量を持つとされるほどです。
DHAは脳の働きをサポートし、記憶力や集中力の維持に役立ちます。EPAは血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的です。また、脂質代謝を活発にすることで、内臓脂肪の蓄積を抑える働きもあるとされています。
いくらの美しい赤色はアスタキサンチンという天然色素によるものです。これはカロテノイドの一種で、非常に強力な抗酸化作用を持つことで知られています。活性酸素を除去し、細胞の酸化を防ぐことで、老化や生活習慣病の予防に役立ちます。
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