×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

icon-gallery

“本物がわかる”友だちと訪れたい、ワクワクが詰まったお店

表参道駅B2出口からすぐ路地に入り、1分ほど歩くと突如として現れる『リナストアズ』。“アンティパスティ”から“ドルチ”まで本格的なイタリア料理を提供するオールデイダイニングだ。

『リナストアズ』。
ピスタチオグリーンとホワイトのストライプの爽やかな色合いのオーニングが印象的。夕方以降はテラス席も気持ちよさそう

本国のオリジナルスタイルを踏襲する店内は、テーマカラーであるピスタチオグリーンとホワイトを基調としており、そのスタイリッシュなかわいらしさにキュンキュンする。

色遣いや装いは一見カジュアルだが、アールデコ調の照明や大理石を使ったテーブルなど、上質なものがさりげなく散りばめられているのがニクい。ここにいるだけで女子力が補充できるんじゃないかと思わせてくれるような、素敵な空間だ。

天井が高く広々とした店内には、創業時の店舗などが写るモノクロ写真が飾られている。緑と白の大理石を用いた化粧室も自慢

シアターキッチンの調理風景をライブさながら目の前で見られるカウンター席やテーブル席のほか、5名まで対応のゆったりとしたボックス席、重厚感のあるプライベートダイニングルームなど、シーンごとに使い分けできるのもうれしい。

カウンター横には、看板メニューのフレッシュパスタ専用のパスタ工房が見える。それでは早速自慢のお料理をいただくとしよう。

看板メニューは毎日作るフレッシュパスタ

魅力的なメニューが揃うなか、まずアンティパスティ(前菜)としていただいたのは「イタリア風茄子のコロッケ」(850円)。

しっかり揚げられたコロッケの中に詰められているのは、パルミジャーノがたっぷり入った茄子。ザクザクっと衣の香ばしさ、とろりと舌触りのよい茄子の甘み、パルミジャーノの塩味、それぞれの持ち味をトマトソースの酸味が引き立てる。

「イタリア風茄子のコロッケ」
ザクザクとした食感に揚げられた衣の香ばしさと、瑞々しい甘みが濃縮された茄子のコントラストが秀逸

この日は18ヶ月熟成されたパルマ産生ハムとなめらかな美味しさのチーズ「アジアーゴ フレスコ」もいただいた。添えられているのはオレンジ粒のマスタード「モスタルダ」

創業以来看板商品というパスタは、イタリア産セモリナ粉と新鮮な卵のみを使って毎日作られているものが中心。それぞれタイプの異なるパスタとそれに合うソースで仕上げるメニューが10種類。それだけでもうあれもこれも食べたくなってしまってウズウズする。

贅沢な「フレッシュトリュフとバターを使ったタリオリーニ(3mm)」。夢中で平らげてしまった

ロンドンの本店で一番人気という「フレッシュトリュフとバターを使ったタリオリーニ」(2000円)は、芳醇なトリュフの香りとむちっとしたパスタの食感が印象深い一品。

2種のマッシュルームの旨みと香りが練り込まれたバターにより、クリーミーに仕上げられている。やさしい味わいなので、永遠に食べ続けたいと思ってしまった。

その他気になったのは、新鮮なブッラータを包んだラビオリに自家製のダッテリーニトマトソースがかかる「“ブッラータ”のラビオリ トマトソース」(1850円)。フレッシュバジルとナッツがのっているんだとか。

さらに「3種のたっぷりきのこソース ほうれん草入りマファルディーネ」(1600円)は、ふちがフリル状になっている幅広パスタ。イタリア・サヴォイア王家の王女の名に由来されたという。なおこの「マファルディーネ」と「ピチ」の生パスタはデリカテッセンで販売されている(1人前・各250円)。

入荷状況にもよるが、写真で紹介したチーズや生ハム、調味料も購入可能。

レストランでいただいて、気に入ったらデリカテッセンで購入できる。なんと素晴らしいシステムだろうか。

食欲・物欲に身を任せて楽しみたいデリカテッセン

レストランに隣接しているデリカテッセンにズラッと並ぶのは、厳選されたイタリア食材たち。

選り抜きの美味しいものが天井までびっしり!

チーズやハム&サラミはオーダー後にカットするのもこだわり。手作りのパニーニや数量限定のマリトッツォなど魅力的なラインナップのほか、コーヒーやティーもテイクアウトできる。

さらにオリジナルのパスタやオリーブにイタリアでは定番のお菓子、もちろんレストランで提供しているワインやスピリッツなども販売。

パスタはブランドやタイプ別に各種揃う。伝統的な製法を守り抜き、300年来の変わらぬ味わいと食感で“奇跡のパスタ”と呼ばれている「セタロパスタ」なども並ぶ

イタリア食材の宝庫。目移り必至!

商品を眺めていると、自宅用にもギフトにも使える汎用性の高さがたまらない。誰かにプレゼントしたくなるだけでなく、自分用に買いたくなるものがたくさん揃っているというのが正直なところ。

バルサミコ酢などの調味料やジャムのほか、そのままアテとしていただける缶詰やアンチョビも数種類ラインナップ

なお、14時〜17時までのティータイムにはレストランで定番の“ドルチ”に加え、デリカテッセンに並ぶ「マリトッツォ」を食べることができる。

「オレンジ&レモンピールのマリトッツォ」とエスプレッソ。その他「ピスタチオチップのマリトッツォ」(400円)も

軽くパスタをいただいてもいいし、お肉や魚料理をワインなどのお酒と共に楽しむ使い方も。自分好みの使い方ができる自由さこそが『リナストアズ』なのだ。一度足を運んで、その楽しさを感じてほしい。

■リナストアズ表参道 レストラン&デリカテッセン
[住所]東京都港区北青山3-10-5 スプリングテラス表参道1階
[営業時間]レストラン:11時〜20時(19時LO)、デリカテッセン:11時〜22時
※営業時間などは変更になることがあります。
[定休日]無休
[公式HP]https://linastores.jp
[交通]東京メトロ銀座線など表参道駅B2出口から徒歩1分

取材・撮影/市村幸妙

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

info-otoshu
info-otoshu

info-otoshu

最新刊

全店実食調査でお届けするグルメ情報誌「おとなの週末」。11月15日発売の12月号は「町中華」を大特集…