スイーツ好き女優・大野いとさんオススメの“おかし”に合うコーヒーを、コーヒー好き女優・美山加恋さんがレコメンドし、フードペアリングする連載「おかしなコーヒーのハーモニー」。美山さん登場回、第33回目の今回は、大野さんがオススメした「草餅」が日本を代表するお茶菓子なら、と銀座の名店へ。街とコーヒーの歴史を感じたようです。
名だたる文化人が訪れた歴史ある名喫茶
今回のペアリングは「草餅」。
桜が咲き始めてきたこの季節にピッタリ。いとちゃん素敵なチョイスですね。
私も草餅は大好きです。基本的に和菓子が自分に合うなと思うことが多いのですが、草餅は特に好きなので、うれしい!
日本の代表的なお茶菓子ということで、私も日本のコーヒーの歴史に欠かせない代表的なコーヒーをチョイスしてみました。
老舗喫茶店『カフェーパウリスタ』さんです。
銀座にあるこちらのお店はなんと1911年創業で、日本にまだコーヒー文化がなかった時代にブラジルコーヒーを広める目的で誕生。日本で最も有名な喫茶店のひとつです。
銀座には出版社や新聞社などが多く、数多くの文学者も集まりました。芥川龍之介や菊池寛、佐藤春夫。さらに、1922年にはアインシュタインも来日した際訪れたそう。
しかし、第二次世界大戦の時代に状況が変わります。
銀座も空襲を受けたこととコーヒー豆の輸入も止まったことで、お店は一度閉店。戦後しばらくして「あのカフェを復活させたい」という人が集まりパウリスタは復活します。
その後1970年代には、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻も立ち寄っています。お店には写真が残されており、実際に座った席で今もコーヒーをいただくことができます(今回はすでにお客さんがいらっしゃったので、2階席へ行きました。訪れた際はぜひご自身の目でチェックしてみてください)。
銀座でコーヒーを飲むという行為はとても新しく、社交場のようになっていたんでしょうね。
1910年代、日本ではまだコーヒーは珍しくブラジルコーヒーを出すお店が少ない中、パウリスタはブラジルコーヒーを一杯5銭(学生も飲める値段)で提供。
若い学生や文化人が「銀座でブラジルコーヒー飲もうぜ」と言って通ったそうです。
これもパウリスタが作った文化のひとつだとは……。まさに日本におけるコーヒー文化を作ったお店ですね。




