旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■シャリシャリ
正解:セロリアック
難易度:★★★★☆
ヨーロッパではおなじみの野菜です
セロリアックとは、セリ科に属する野菜です。私たちが普段スーパーで見かけるセロリと同じ種に属しますが、一般的なセロリが太い葉柄を食べるのに対し、セロリアックは根元の丸く肥大した部分を主に食べます。
日本では「根セロリ」や、フランス語に由来する「セロリラブ」と呼ばれることもあります。
その名から根を食べるように思えますが、丸く膨らんだ部分は、厳密には主に茎の基部が肥大したものです。表面には根が複雑に入り組み、ゴツゴツとした見た目をしています。
フランスやドイツ、オランダ、東欧諸国など、ヨーロッパ各地で広く栽培されています。とくにヨーロッパでは、サラダやスープ、煮込み料理などに使われる身近な野菜です。
日本では、明治時代にはすでに記録が残されていますが、一般家庭には定着しませんでした。現在は国内でも少量栽培されていますが、一般的なスーパーで見かける機会は多くありません。
旬は晩秋から冬にかけてです。国内では主に10月頃から翌年3月頃に収穫されますが、産地や栽培時期によって異なります。
セロリに似た香りを持ちますが、一般的なセロリよりも香りは穏やかで、ゴボウのような土を思わせる風味とほのかな甘みがあります。生では大根のようなシャキシャキとした歯ごたえがあり、加熱するとジャガイモに似たホクホクとした食感に変わります。
ヨーロッパでの食べ方は実に多彩です。フランスの定番料理として知られているのが、セロリアックを細切りにし、マスタードを効かせたマヨネーズベースのソースで和える「セロリ・レムラード」です。
ゆでたセロリアックを生クリームやバターと一緒になめらかにすりつぶしたピューレも、フランス料理の付け合わせとして親しまれています。鹿肉や鴨肉といったジビエのローストなど、濃厚な味わいの肉料理にもよく合います。
角切りにしてポトフなどの煮込み料理に加えたり、ポタージュスープにするのも定番です。スライスしてオーブンでじっくりと焼き、オリーブオイルと塩でシンプルに味わうこともできます。



