業界最高権威とされる「TRYラーメン大賞」。その2026-2027年版で新店の頂点に立ったのは、千葉・野田の『手作りラーメンの店 Rustic Noodles』だ。最高賞「TRY新店大賞」に加え、しょう油、しお、つけ麺の3ジャンルでも1位を獲得した。店主の田中貴志さんは、脱サラして人気ラーメン店に弟子入り。2025年12月、野田に妻と二人三脚で店を開いた。審査員たちを唸らせた一杯の魅力とは。10月19日の授賞式では、田中さんが受賞の喜びと師匠への思いを語った。
もっとも優れた新店に贈られる「TRY新店大賞」
2000年6月に「東京で一番旨いラーメンを決めようじゃないか」と産声をあげた「TRYラーメン大賞」。TRYは「Tokyo Ramen of the Year」の略称に由来する。2026年で27回目を迎えた。いまや最も権威のあるラーメンアワードとして注目を浴びる存在になった。審査の対象は東京、神奈川、千葉、埼玉の一都三県にあるラーメン店。ラーメンに造詣の深い審査員たちがラーメン店を1年かけて食べ歩き、「新店部門」と「名店部門」で厳正な審査を行っている。新店の対象は、2025年7月1日から2026年6月30日の間にオープンしたお店だ。
それぞれの部門では、しょう油、しおなどのジャンルごとに特定の一杯の味を審査し、審査員が付けた点数の合計点でランキングを決定する。また、ジャンル別のランキングのほかに、ホスピタリティや活躍度を含めて店舗を総合的に評価し、新店を対象とした「TRY新店大賞」と既存店を対象とした「TRY大賞」の順位が決められる。各賞の総合1位受賞店には丼トロフィーが贈呈される。
2026-2027年版の「TRYラーメン大賞」では、数百ものラーメン店がオープンした中で『手作りラーメンの店 Rustic Noodles』が「TRY新店大賞」に輝いた。
4冠達成! 群を抜いた圧巻のクオリティ
同店はTRY新店大賞を含め、新店部門で4冠を達成した。地元である野田の醤油を合わせた「旨味ソバ醤油」、出汁の良さがダイレクトに伝わる「旨味ソバ汐」、独自の食べ方で魅せる「昆布水つけソバ汐」が、しょう油、しお、つけ麺の3ジャンルを制した。
店主の田中さんは夫婦で何かしたいと脱サラし、流山市の『The Noodles & Saloon Kiriya』に弟子入り。同店初の公認の弟子として、2025年12月に千葉・野田に店をオープンした。
鶏と豚、和出汁を合わせた三位一体のスープが極上の旨みを生み出し、それに合わせる自家製麺はしなやか。完全無化調にこだわる店主の想いも素晴らしい。夫婦二人三脚で店を切り盛りしており、ラーメンの味はもちろん、あたたかい接客や店づくりへの姿勢など、すべてがハイレベルと審査員たちが大絶賛。超本格派淡麗の新星としてさらなる活躍が期待できる。













