「ぜひ見てください」。そう言って店主・中村さんが扉を開けたのは敷地内にある工房。
画像ギャラリー千寿 竹やぶ(最寄駅:千住大橋駅)
繊細に打ち分ける蕎麦の醍醐味をたっぷりと
ここで殻むきから自家製粉までを手掛ける。ちょうど殻をむいたばかりの緑が美しい蕎麦の実をすくって見せてくれた。蕎麦はその土地で長く栽培されてきた在来種が中心。その理由は、土地ごとの蕎麦の個性を楽しんで欲しいからだ。せいろは十割、粗挽き、田舎と3種類を打ち分けるが、香りと蕎麦の風味がいい粗挽き、フェットチーネのようにしなやかな田舎など、自分らしい蕎麦のカタチを追求する。都心からは少し離れているが、蕎麦好きには堪らない名店だ。
粗挽き
980円
十割、田舎
各980円
千寿葱と鴨の相焼き
1080円
お店からの一言
「“コシ”だけじゃない蕎麦を追求します」
千寿 竹やぶの店舗情報
撮影/西﨑進也 文/岡本ジュン
2019年1月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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