2020年初頭、私を悲しませた吉祥寺地元ニュースは、私の小腹神喫茶『O屋』こと『近江屋』が閉店したことである。 なんと39年同じ場所で続けてきたのに、終了です(号泣)。 私はこの先、吉祥寺のどこで、ぼんやりすればいいでしょうか? 早急に後釜を決定するの必要があったので、熟考した結果、小腹神喫茶を新しくエントリーしました。
画像ギャラリー吉祥寺で小腹“神”喫茶を泣く泣く模索した件
2020年初頭、私を悲しませた吉祥寺地元ニュースは、私の小腹神喫茶(8回&104回参照)の『O屋』こと、『近江屋』が閉店したことである。
なんと39年同じ場所で続けてきたのに、終了です(号泣)。
これで吉祥寺パルコ、もう私の中では終了したな。
さよなら。
神様! 私はこの先、吉祥寺のどこで、ぼんやりすればいいでしょうか? と東急吉祥寺デパート3F、通称デパサン(68回)にある小腹神喫茶『M喫茶店』(101回)で、考えました。
『M喫茶店』は最高なのですが、デパートの構造上、窓がないので、ずっといると閉塞感があるのが難点です。
その点、『近江屋』は、窓際の席からユニクロ前の交差点が見下ろせて最高のロケーションでした(涙)。
あと、『近江屋』で販売していた森のコーヒーと、花のコーヒーを自宅用に購入していたので、それもどうしたらいいんでしょうか? という絶望的な状況におかれたおっさん女子。
後釜の選定が急務になったので、熟考した結果、小腹神喫茶を新しくエントリーしました。
イラスト/小豆だるま
まず小腹神喫茶の条件を提示しておきます
1:オープン時間内、いつでも軽食が食べられる
2:スイーツ系も充実
3:スイーツ以前のおやつっぽいプチスイーツがある
4:適度に空いている(並ぶ必要がない)
5:オシャレすぎない
6:窓の外が見えるロケーション
という感じでしょうか。
吉祥寺で現状、この条件を満たすのは、意外にも(失礼!)キラリナの6Fにある日本茶メニューをウリにしている『ngt』である。
頭文字を取ったらブロックサインみたいになりましたが……(苦笑)。
ここはチェーン店だけど、都内の出店状況をみるとデパート系に多く入っているっぽいね。
まあ近江屋もパルコだし、『M喫茶店』も東急デパートなので、このあたりは許容範囲です。
オシャレすぎないのも条件のひとつ(なぜなら落ち着かないから)なので、これもクリア。
ドリンク類は、抹茶ラテベース、ほうじ茶べース、あずき・黒胡麻ベース、おしるこベースなど、かなりのバラエティ感ですが、私は急須で出てくる日本茶の玄米茶がデフォルトです。
香ばしくておいしいよ。
ほかに宇治煎茶、ほうじ茶もあるよ。
スイーツ系も和風パフェ、あんみつ、ケーキ類も充実。
さらにわらび餅や、生チョコのプチスイーツもあるんだよ。
そして軽食ですが、どんぶりもの、出汁茶漬け、うどんという和風ラインナップ。
さらにどんぶりにはSサイズもあるので、小腹は十分満たせます。
ちなみに私は、天然カジキ鮪のどんぶり推しだ!
トッピングもできて、至れり尽くせり!
そして私が一番気に入っているのは、店は大きな窓がある仕様になっていて、外が見えること。
吉祥寺は高い建物が意外にないので、視界が開けていて、地上を見下ろす開放感があります。
ちなみにここから吉祥寺駅のホームが見えるんだけど、“あー、今、電車止まってるの?”というホームの混雑ぶりや、“今日は人があんまりいないなー”とか、“雨降って来たなー”とか、ぼんやり眺めているとそれだけで、癒される仕様です。
土日はイモ洗い状態なので行きませんが、まあそれが大型施設に入っている喫茶店&カフェの正しい姿っていう気がするので、私はもっぱら平日利用だ。
ただ最近の吉祥寺のデパート、っていうか大型施設、つまり吉祥寺パルコ、東急デパート、キラリナ、丸井、コピスは飲食店の入れ替わりが、超激しい。
ちなみにヨドバシは、ずいぶん前にレストランフロアを全部潰してるしね。
心配なのは、この状況で『ngt』が、吉祥寺で持ちこたえるかどうかです。
とにかく、おっさん女子の心の平和のためにがんばってくれ!
天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。
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