巷に自動販売機は数あれど、大抵が同じ類のものばかり。かつて隆盛を誇ったグルメ系自販機も今は昔、なくなっていたと思いきや……神奈川県相模原市にあったのです!! 全95台が集まる“聖地”へ自販機好きの編集部スタッフが喜び勇んで向かいました。
画像ギャラリーさて、本日は『おとなの週末』7月号の発売日です。「噂の店 噂の店 覆面大調査」や、「ハレの日に食べたい 贅沢ハンバーグ」、「夏の冷やし麺」など、読み応えのある内容となっておりますので、ぜひ書店やコンビニなどでお手にとっていただけますよう。
その本誌では「自販機の聖地in相模原」というページを掲載しており、書ききれない魅力と掲載しきれなかった写真も満載なので、このwebでもご紹介したいと思う。
95台の自動販売機が集結!!
今やデジタル化が進んで、タッチパネル式やキャッスレス式の最新筐体が増え続けている自販機業界。でも、思い出してほしい。ひとむかし前は、高速のパーキングエリアに、公園や遊園地の休憩所に、食べ物系自販機が花盛りだったことを!
そんな、むかし懐かしの自販機が今も大集結している場所がある。神奈川県相模原市の『中古タイヤ市場 相模原店』だ。
社長の斉藤さんは、レトロ自販機を今もなお愛し、もう動かなくなってしまった筐体を各地から引き取り、自ら修理してかつての輝きを取り戻させている!
その数、現在なんと95台!
UCCやダイドーブレンドコーヒー、ロッテチウインガム……、眺めているだけでノスタルジックな気分になるドリンクや菓子の筐体のほか、ラーメン、そば、うどん、ハンバーガー、ホットスナックと、フード系も充実のラインナップだ。
感涙必至の自販機グルメは懐かしくて美味しい!
さあ、そんな自販機メニューを1品ずつ紹介していこう!
まずはラーメン。この自販機ではシンプルな「ラーメン」(300円)と「チャーシューメン」(400円)の2種類を販売している。
醤油ベースのスッキリとしたスープに、製麺会社が専用に開発した中太の蒸し麺。筐体の機能として麺自体を湯通ししているそうで、申し分なく熱々だ。丼を覆うように乗ったロールチャーシューの旨さも光っている。
トーストサンドの自販機では、ハムチーズとコンビーフの2種類を用意。
「こんがり焼いて40秒」とあるように、筐体の中にある鉄板で挟んで焼き上げる。ちょっと焦げ目がつき過ぎたり、つかなかったり、それはご愛嬌。温めるとパンに塗られたバターの香りがあふれ出し、シンプルながら味わい深い。
ちなみに、麺類全般とトーストサンドは、敷地内の調理室で作った自家製だ。
社長によれば「自分たちが毎日でも食べてもいいと思える味に開発した」そうで、実際食べてみると、思い出補正なんかじゃなく、想像している味の3倍は旨い!
シワシワのバンズにグッとくるハンバーガーの自販機も。
近くで販売している瓶のペプシやコカコーラと一緒に食べれば、まさに昭和にタイムスリップ。レトロなデザインの外箱は、持って帰って自宅に飾るも良しだ。
↑ハンバーガーの購入は動画でもどうぞ。
他にも、かき氷に味噌汁、ボンカレー(ライス付き)……、と一度じゃ食べきれないほどの自販機グルメが満載! 家族で行けば、自販機を知らない平成世代でも、盛り上がること間違いなし。この夏の行楽にいかが?
[住所]神奈川県相模原市南区下溝2661-1
[電話番号]042-714-5333
[営業時間]10時~19時(自動販売機は24時間)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。